天空の楽園/苗場山ドローン撮影。高原の池塘と雪原が朝日に光る
昨日はガスガスで周囲は何にも見えなかった。山頂は視界10mかな。まあ、岩塩プレート焼肉もおいしかったし、こういう日もあるさと寝たのでした。
4時。日の出に備えて目覚ましが鳴る…
二階の窓から外を覗く…山が見える!
もくじ
霧が晴れた天空の楽園
期待に目が覚め、カメラをもってヒュッテを出る。小屋の兄さんから山頂の右側から朝日が見えると聞き、山頂へ向かう。山頂は明るいこともあり、1‐2分で到着。昨日の到着時は真っ白で何も見えなかったのですが、右手に雪原が広がってました。
空は雲がまばらにありますけど、青空で、ドラマチックな夜明けになりそうでした。山頂から右手の雪原へ進むと、木道の一部がやや高く、スタンドのような見晴台チになって、周囲の風景が楽しめるようになっています。
昨日は全く見えなかった周辺の山々が展望台から雪原と池塘越しに見えて感激。山頂がなだらかな湿地高原なんだなと今日はよくわかります。日の出の東側に雪の丘があり、その上からの東側の景色を目指して5人は移動。

日の出は見えずとも山の朝の景色はイイ

双眼鏡で山並みを楽しむ。神奈川周辺の山々を歩く私には谷川岳以来の山域で、山の名前がわかりません。しかしながら、うつくしい。

水平線には雲があって日の出を直接は観られなかったけど、十二分に朝の景色を楽しむことができて幸せ。
西の空には月がまだ輝いていて、朝日にほんのり茜色になった雲と共に池塘に映り込んで幻想的。

風がなく、本当に鏡の様な池塘でした。
ワタシの魚眼レンズは旧式でピントが悪く、落胆する写真が7割を超えた。さすがに代用の小型レンズを本気で考える…。軽さも性能のひとつ。プロ仕様で写りはいいけど、重く、ピントが任せられない今の魚眼君はその分安かったけど、体力的に不相応と自覚。
ドローンで空から池塘の朝を撮る
もう一つ、重たいモノを持っていた。ドローンです。昨日からのガスガスであきらめて、忘れていました。まだ雪の丘に仲間を残して急ぎ、ヒュッテへもどります。
風のない朝日の山頂。池塘が朝日に輝いてキレイだろうとワクワク。ヒュッテ前のテラスのテーブルから離陸。まだ東の丘に仲間が残っているので、彼らの姿を求めて東へ。上から見ると雪原がホントに広いのが良くわかる。
雪原を歩く仲間を発見。手を振ってこたえてくれます。池塘を登山道から眺めるのと違って上から眺めると広範囲に点在しているのが良くわかります。雪渓の下にもたくさんあるのだろうか?
今回の苗場山映像をドローン動画も含めてまとめました。
降雪前の苗場山のドローン動画がありました。紅葉時期です。四季を通じて美しい風景ですね。
こちらは厳冬期。ヒュッテ以外すべてが雪に覆われてホント平らなテーブルの様ですね。この様子では私の装備では登れません(;^ω^)
こんな世界をスキーで滑ったら気持ちがいいでしょうね。登る体力と滑る技術とかなりレベルの高い話でしょうけど…。雪山は美しいけどやっぱり怖い。装備もがらりと変わるし、体力も追いつかない。ワタシは初心者が立ち入れる雪山のみに限定ですね。
下山も歩きにくい
やっぱりこの苗場山は歩きにくい。三角の岩がゴロゴロしてて滑りやすいものだから、登山靴を何も考えずに前に出せない。登りも嫌だったけど、下山していてもホント思います。丸太を輪切りにした踏板はすっげえ滑る。けど、そのぬかるむ脇に足を下ろせばどのくらい沈むかわからない泥沼。
下山は泥対策でスパッツ、そして、転倒する事を前提にフルフィンガーグローブが望ましいですよ。以前、谷川岳の下山時に雨に濡れた木道でツルりと転倒し、とっさにでた素手が木道の釘でスパッと切れた…。
フルフィンガーグローブは軍手でも十分。
グローブは軍手でも大丈夫。というか、泥で汚れるだけでなく、摩耗するものですから、軍手の方がいいかもと思います。滑り止めがついている奴がおすすめです。
まとめ 苗場山もさすがの百名山
行程は短く、比較的トライしやすい100名山かと思います。独特の高原湿原の風景は一見の価値あり。ヒュッテも快適な部類です。広々していて掃除が行き届いています。寝具、トイレもきれいでしたよ。
湿って滑りやすいゴツゴツ登山道は注意!
ただ、登山道はキケンをはらんでいると思います。ゆっくり細かく足を刻んで登らないと…ヤバい。ツルっといって、三角にでっぱった岩にアタマでもぶつけたらと思うとホント怖い。
ガスはデフォルト
苗場山山頂ヒュッテの兄さんに聞いたのですが、
ヒュッテはソーラーパネルを取り付けたそうですが、あきらめた。それはいつもガスるから。雨は少ないけど、スッキリ晴れることは少ないのでソーラー発電は発電効率が悪くて使えないんですと聞きました。
ナルホド。苗場山のガスはそういうレベルなのですね。スッキリあきらめがつきました。星空がクリアに見えるなんて奇跡らしいですよ。
こういう情報はあまりないですね。初めからガスガスになるなら登りたくない気持ちもわかります。でもね、それでも登る価値はあると私は思います。
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