鹿島槍 360度の秋の大パノラマ&剣岳にブロッケン現象でた!
一泊二日で種池山荘泊。夜明け前から登り、雲海の朝日に、初お目見えの剣、立山に感動。目の前の峰、布引山を超えるとようやく鹿島槍の全容が見えて、最終アプローチでラスボス鹿島槍挑戦。長い…まだ、長い(笑)
もくじ
鹿島槍に立ちはだかる最後の尾根を登る

前日の風雨の悪天候は私たちから剣立山の雄姿も見せてくれなかったけど、今日はバッチリ。剣立山の山腹に朝日の布引山の影と共に峻厳な峰が立ち並んで美しい~ テクテクと剣岳を眺めつつ登る。

あれ?コレってブロッケン???でしょ!
歓声があがりました。が、ワタシ、後ろを歩いてて、ブロッケンに気が付かなかったんです(´;ω;`)ウゥゥ この動画を見て、体験したかったなぁとホント思いました。


ついに鹿島槍が目前に姿を現す

うおー!スゴイ。天候が素晴らしいうちにあの頂を踏みたい!
高山植物に心和む


確信。交換レンズは3本でいい
カメラはシステム全体が小柄に収まるマイクロフォーサーズ。それでもどこまで写りにこだわるのか、なまじレンズを複数持っていると悩むものです。今回一番使ったのは超広角の安い魚眼レンズ、次いで40㎜相当の標準単焦点、エイと切り取る明るい望遠ズーム。
安い魚眼は軽くていいけど、クリアさに欠けるんだよね…心に残る稜線の岩肌のシャープネスと写真に開きがあって、今回は気になった。望遠はやはり持っていって正解。写りこだわりのレンズは、ちゃんと答えてくれる。
超広角、標準、望遠ズームの3本でいい。更に切り詰めるなら超広角と望遠ズームだけでもいいや。景色と仲間の被写体が沢山あったから、おのずと分かった。超広角の小さくてイイヤツが欲しいね。すでに狙いは定めた。

ん?アレは富士山か??

画面中央の平らな山頂。170キロくらい離れていたらしい。さすが日本一。

♡が鹿島槍。♡の左の黄色の星が剣岳、右上が妙高、左下が槍ヶ岳、右下が富士山。こうやって広域でみるとものすごく広い範囲を眺めていたことが判る。台風の直後で大気がきれいだったのかもしれない。ホントにラッキー。
ついに登頂の鹿島槍ヶ岳!峰は五龍へ続く


布引山が邪魔だなと朝から鹿島槍を眺めて思っていたけど、こうやって布引山を眼下に収めて、爺ヶ岳の3峰、冷池山荘、その先に槍ヶ岳と眺めると布引山が画面をシメて奥行きが増し、いい山だなぁなんて思うから勝手だな(笑)

小屋弁タイム!剣に、槍に、五龍に富士の名峰をオカズに掻きこむ

小屋のお弁当である。朝4時から受け取り可能な一泊二食に含まれるモノ。こんなに小さくて、カルくて足りるのか?心配したが、コレがなかなか大丈夫。酢飯のごはんは硬めで酢が強め。気温が低いと割りばしが折れそうだった。
あまい卵、かんぴょう、ショッキングピンクのでんぶ、昆布の佃煮は流れた塩分を補うべく調整してある₍?₎、酢飯をよく咀嚼して食べると結構食べ応えがあった。まあ、なんといっても一番のオカズは景色だったのは間違いない。

お弁当のあまりの軽さに小屋の売店で菓子パンをふたつ、カロリーメイトを齧って登ってちょうどよかった。小腹を見たし、鹿島槍を下りる。

五龍へ降りていく登山者たち。激しいキレットが行く手を阻む。良き山旅を!
下山。同じ道も向きが違うと大違い
ピークを踏んだ我々はらんらんと下る。ワタシは仲間から少し離れてシャッターチャンスをうかがう。




鹿島槍はガスにのまれて見えなくなってしまったが、立山がその分雄姿を見せてくれました。


紅葉には少し早かったみたい。天気同様にこれも運です。

カレー?ラーメン?ピザ?二度目の種池山荘メシ。ラーメン率が高かったな。後は駐車場までだらだらと降りるだけ。とはいえ、きのう、今日と長い距離を歩いて足のスタミナが持つか?みんな少し不安だったみたい。出発前にテントサイトを覗き見。
種池山荘のテントサイト

種池山荘のテントサイトは快適に寝られそうな平らな地面。眺望はないけど風除けの茂みがあって小屋も近いのはいい。眺望を望むなら冷池山荘のテン場がイイのはハッキリした。
爺ヶ岳~鹿島槍、無事に下山。
柏原新道入り口にパーティの仲間全員で無事に下山。雨に雷鳥、雲海の日の出、ブロッケン現象、鹿島槍の絶景…仲間と共にすばらしい山行でした。
おすすめ度★★★★★
眺望★★★★★ 歩きやすさ★★★★ 体力★★★★ 小屋★★★ 小屋メシ★★
