活火山は危険。御嶽山噴火後監視下の警戒Lv1で噴火、死亡

紅葉のベスト時期、浅間山に誘われましたが、私は噴火が怖いので参加を辞退しました。どう思いますか?

火山警戒レベル2→1は信じていいか?

浅間山の火山警戒レベルが2から1に引き下げられた。だから大丈夫でしょう。行かない?と誘われた私は「浅間山=噴火」のイメージがあり、何となく怖かった。

山行当日、仲間は無事に下山し、見事な紅葉と絶景を楽しめたそうですが、仲間は大丈夫かなとどこかで気にかけての一日でした。心配しすぎと言われれば、そうかもしれない。しかし、何も活火山に登らなくたっていいでしょう?

ただ怖いというだけでは今後の説明にならないので、御岳山の噴火をはじめ、ワタシがネットで知った登山中の噴火事故に関する記事、ブログをまとめました。

噴火3時間前の御嶽山の動画

こんな晴天の山頂が3時間後に吹っ飛んで58名、行方不明者5名が亡くなるとは思えません。当日は普段と同じ火山警戒レベル1です。

ちなみに気象庁の火山警戒レベルの表はこうなっている↓

噴火警戒レベルの表
気象庁より、火山警戒レベル

火山警戒レベル1は活火山であることに留意。登山者への対応は特になしでした。

具体的な山をあげると、富士山も、箱根も草津白根山もレベル1。

日本にある火山は全部で111で、噴火警戒レベルが適用されているのは48だそう。

アウトドア系のWebサイトはちょくちょく見ますが、「噴火」の記事は無い気がします。火山警戒レベルがいまいくつとか、活火山ランクがどうとか…ありますか?

「火山であることを留意して登山してください」

ガイドブック、自治体は留意を促します。この火山であることの留意って、注意して対応できるようにしてくださいねという事だと思うのです。それは極まれに…だから。

今でも遺族が「直視できない」と語る写真も
御嶽山の噴火からもうすぐ4年、写真展開催

ワタシは御嶽山噴火が頭から離れません。

注意してどうにかなるものじゃない。

「火山であることを覚悟して登山してください」

ワタシは体験者のブログを読んで徐々にそう思うようになりました。

↓テレビ撮影のブレブレですが、生々しい体験談

噴火も怖いが、「山」の高さ故の寒さも容赦ない

産経ニュースより生還女性が初めて語る「あの時」 「焼け死ぬのか、溶けるのかな…」まず写真が衝撃。この女性は噴石で片腕を失い、動けずに夜を明かしたという。耐え抜くことができたのは簡易テント、防寒着のお陰。装備不足で寒さに耐えられずに亡くなった方が付近に多数いたといい、装備不足の怖さを痛烈に感じた。

近年、ウルトラライト志向で簡易テント、ダウン等防寒具を持たない登山スタイルが軽量自慢投稿に見られ、「どうかしてるぜ」と思う。

噴火は活火山のみだが、脚を挫いて動けなくなるなんて、ふつうに発生する

噴火が恐ろしく感じられましたが、動けなくなるのは噴火だけではない…って事を忘れがち。

いつでも一晩耐えられる防寒具は最低限必要。

トレイルランナーにも言いたい。ローカットの靴で極小ザックで郊外の丘ではなく山を走るバカ。彼らは防寒具も持たないから、コケて動けなくなったら、救助が来る前に寒さで死ぬと思うのですが、どうなんですか?

私は実際にビバークの実験をして、日帰りの装備を見直しました。尾根で気温0度、雨…。30分もちませんでした。

真面目に緊急退避してみた
実際にやると、装備が足らない事に気が付く

装備不足は救助で登る救助隊員に無駄な仕事をリスクを増やし、税金を無駄にすると思う。なにより、死んでしまいます。

登山サイト特集で総重量何グラム!に飛びついて読む、山の怖さを知らない方々にぜひ読んでいただきたい記事だと思います。

御嶽山の噴火 体験談

御嶽山 噴火からの生還①~⑤

当日の朝から始まるブログ。いつもの登山が一変する瞬間が生々しく、活火山を全く意識せずに登っていた自分にも起こりえたと思うと心底恐怖しました。

山頂から30mの地点での御嶽山の噴火動画

見逃した2つのサイン…生還した山岳写真家が語る後悔と“教訓の風化”

↑産経新聞 2014.10.5より  今日はいつもと違うな…を気が付きながらも噴火に遭遇したベテラン山岳写真家の記事。噴火の警報を出していない状況下で今までも多数噴火している事実。

初めて登る山の変化に気が付いて下山できるのか…不自然に濃霧が晴れたら確実に私もそこに残っただろう…何しろそれが不自然かどうかもわからないのだから。

御嶽山噴火後の科学的検証

5年経っての記事。

日経新聞 御嶽山噴火5年、火山対策手探り 予測難しく

一部引用

鹿児島大の井村隆介准教授(火山学)は「御嶽山噴火のような水蒸気噴火は予測が不可能に近く、登山者自ら噴火のリスクと対策をよく理解したうえで登山に臨むべきだ。火山の周辺自治体には登山者に必ず防災講習を受けさせるくらいの徹底した啓発活動が求められる」と指摘している。

御嶽山噴火後の観測体制強化している

御嶽山の噴火後、気象庁は火山活動の変化をより迅速に把握するため観測体制を強化した。

噴火の前兆となることもある低周波地震を検知する高精度の地震計を全国の43活火山に増設。山の傾きを調べる傾斜計を29火山に、山の表面温度を測る熱映像カメラも28火山にそれぞれ設置し、一部の火山では火口から放出される火山ガスの成分観測も始めた。

観測強化後のレベル1で噴火、死者がでた白根山

ただ181月に草津白根山の本白根山(群馬県草津町)、198月に浅間山(長野・群馬県)が噴火した際、前兆現象は観測されなかった。同庁は「突発的な噴火はいつあってもおかしくない。噴火警戒レベルが1であっても、活火山であることに留意してほしい」としている。

火山警戒レベル1で噴火が5年で3回。信憑性ゼロでは?

マジか。2014年9月の御嶽山噴火以後、全国で監視体制を強化していても18年1月に草津白根山の本白根山で噴火、また人が亡くなった。自衛官が演習中だったと思う。更に19年8月に浅間山も火山警戒レベル1で前兆なく噴火してたとは…。御嶽山、草津白根山、浅間山と観測強化後の火山警戒レベル1で3つも噴火して死者が出ている事実から、信憑性はなく、なんら火山警戒に役立っていない。

目の前で噴火した。どうする?

監視下レベル1で噴火、死者の出た白根山は3000年ぶりの噴火…。活火山とは数千年スパンでの活火山なのかと驚き。

そんなスパンですから、人々は御嶽山も忘れていきます。意識して活火山を調べる人は少ないでしょう。そうなると、活火山と知らずに登ったら噴火した…っていうのは普通にありえる。

科学的な分析が最悪時の役に立つかもしれない↓

御嶽山噴火 その時

東京新聞のこの記事では3Dの御嶽山の形状、場所ごとの死者数が出ていて、噴火口からの噴煙、噴石が直撃する場所から逃げる事が最重要だという事が地形からもわかる。

噴火が必ずしも火口から起こるわけではないと思うが、常に火口の位置と身を隠せるシェルターや岩陰を気にするほうがいいのかもしれない。

浅間山は火山データーが多いというが、比較的多いだけで、絶対的に足りていないような気がする。噴石がシェルター貫通なんて、ヤバい。やはり近寄らないのがイイとしか私は思えない。

↓噴火から5年のNHKの記事。コレが答え。

火山に登るなら そこに絶対の安全は無い

火山に登るなら そこに絶対の安全は無い
火山に登るなら そこに絶対の安全は無い

御嶽山で噴火に遭遇した 山岳ガイドの小川さゆりさん が再び御嶽山にガイドとして登った話と地元経済活動の記事。

観光客を呼びたい自治体と、立ち入り禁止区域でなければ大丈夫でしょという登山客がいる限り、今後も噴火に巻き込まれる事故は普通に続くだろう。

日本の活火山数は111 その中の活火山ランクAは十勝岳樽前山有珠山北海道駒ケ岳浅間山伊豆大島三宅島伊豆鳥島阿蘇山雲仙岳桜島薩摩硫黄島諏訪之瀬島

火山 と 日本百名山

こちらは百名山の活火山についてまとまっているサイト。山ごとに噴火の歴史へリンク。

草津白根山は3000年ぶりの噴火で、レアケースなのかと思いきや、立派に活火山で、活火山は10000年以内の噴火した火山仕分け。そういうスパンが地球の、火山の近年の噴火に当たるのですね。

研究者発信で噴火予知→避難→噴火 有珠山の例

御嶽山の危険は予知できた:岡田弘

個人ブログもうすぐ北風さん リンクフリーとの事で、興味深い記事が多くリンクを張らせていただきました。

自治体と調査チームの信頼関係が無いと噴火予測に応じて避難なんてできない。各地で地元に根を張った調査活動が必要。機器の進歩があるにもかかわらず、人材が…と。御嶽山も防げたのではと動画の最後は締めくくっている。

噴火の予測が困難で、確証がないと風評被害というクレームが地元の観光、経済界からあがる。自治体は「活火山であることを留意して登ってください」って書くにとどまる。御嶽山の後も変わっていないように思えます。

実際、活火山の下界での影響人数、影響金額と活火山に登る人間の数を天秤にかければ、こうなるのも納得です。

なので、ホントは危ないっていうデーターが、変化があったとしても、公的な機関からは得られない。ホントに自分で判断しなければいけないってことです。

御嶽山で亡くなった58名は、知ってたら登らなかったとみんな言うと思います。

悲劇は続く…

2018年草津白根山噴火 一人死亡 

御嶽山の噴火事故の4年後、御嶽山の時と同じく日本百名山で、噴火警戒レベル1で24時間監視体制であったが、突如噴火。訓練中の自衛隊員が犠牲に。

噴石による被害で訓練中だった陸上自衛隊第12旅団の男性陸曹長(49)が死亡、他の隊員7人とスキー客ら4人の計11人も重軽傷を負った。

読図も希少知識も、それこそ噴火についても災害救助などで知っているであろう現役の鍛えられた自衛隊員でもだ。

あなたにもできる対策というケド…

 私は装備で対応できる相手ではないと思う。やはり、行くなら死ぬ事を考えざるを得ないので、行かないという勇気ある選択枝を提示すべきだと思う。

噴火事故の風化はすでに始まっている。

亡くなった方がたくさんいる事。それも数年空けず、噴火で登山中、道路工事中でもたくさんの方がまさかと思いながら亡くなっているわけです。生還した人の声に耳を傾け、火山は慎重に判断すべきではないかと私は思います。

ワタシは活火山レベルAはやめておきます。あとは山ごとに調べて判断しようかと思います。有珠山のように実績のある噴火活動の監視体制もある所にはあるわけですから…。

活火山警戒レベル1 火山であることを留意は覚悟に変更すべき。

山の良さは登った人にしか分かりませんが、噴火の怖さもそうなのではないか?留意ではなく覚悟して登るべきではないでしょうか?

活火山でなくとも、良い山は沢山あります。

運が悪かった。では悲しすぎ。

御嶽山で亡くなった11歳の女の子、19歳の男性…若い人も沢山亡くなった。噴火前の写真の笑顔が忘れられません。噴火するとわかっていたら登らなかったでしょう。あなたも家族なら止めたハズ。

活火山はどれもその可能性を持っているのだと忘れちゃいけない。

それと、御嶽山、草津白根山で人が死んでも噴火に対する一般的な取り扱いも大して変わっていない事を忘れちゃいけない。

2020/10/10追記 ブラタモリで伊豆大島。この100年で1986年の全島民避難を含む3回噴火しており、データーが多い。噴火頻度が高い山ほど危険察知がしやすく安全性が増すのでは思うに至りました。また、火山の国、日本だからこそ、もっとよく知るべきなのかも。

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