西丹沢周回一泊二日③加入道山&犬越路避難小屋は新しくてキレイ

2度は寒い

3月上旬。前日は温かな日だったのに…夜は思いのほか冷え、夏用シュラフだけでは寒く、インナーシュラフに透湿ビビイを重ねる。ようやく温かいのに眠れない。こういう時のラジオ。NHKラジオ深夜便を聞いて気が付けば4時過ぎで外が少し明るくなりかけたころ。起床し、朝ごはんは食べずに備品の箒でお掃除して出発。

今日は畦ヶ丸避難小屋から北上し、白石峠、加入道山、大室山、犬越路へ時計回りで縦走してビジターセンターへ3時過ぎくらいに降りる計画。西丹沢は私には近い山域ですけど表丹沢と比べて遠く、あまり話を聞かないので畦ヶ丸、加入道山と犬越路の避難小屋を見てみたいなというのがありました。

ヘッドライトの灯りをともし、畦ヶ丸からモロクボ沢の頭を超えて歩く。ブナ林はちょっと怖いほど暗く静か。ラジオを鳴らして歩きます。ふと左が明るいなと思ったら…

ぶな富士月光
満月に近い月でソコソコ歩きやすい夜道でした

富士山。ひとめでわかるその形が月光に浮かんできれいでした。テンション上がります。徐々に空が明るくなっていく。

朝日はブナ林の中、檜洞丸なのか、鍋割山の山越し。意外と白石峠までが長い。

日の出は山の向こうだけど、ブナ林がきれい
日の出は山の向こうだけど、そんなことはイイかなと思えた

葉を落としたブナが空を支えているようでした。畦ヶ丸からずっとブナの林で、静かな森。朝日が横から当たってコケの緑?もあるブナの樹の表面が味わい深い。ガイドブックで西丹沢はブナの森が美しいって読みましたけど、少しわかりました。

ブナの樹の表面の表情がキレイでした。

今は葉を落とした山毛欅ですけど、芽吹いてきたら新緑がキレイなんだろうな。表丹沢は何度か歩いたけど、山頂からの景色が目的で、コッチはちょっと違う。この辺りは立ち止まって風の音や、様々な鳥の鳴き声を聞く時間が楽しかった。ゆっくりとヒトリで歩きに来たい。折り畳みのイスもってこよ。

エスニックフランスパンサンド
フランスパンサンドはちょいちょい食べやすくて気に入りました

歩き出して2時間半くらいで小休止ごはん。ホントはもっと眺望が良いところでと思っていたのですが、なかなかベンチがあって、富士山が見えて…というのが無くて、根負けしての朝ごはん。

昨夜仕込んだツナトマトのフランスパンサンド。テント泊の翌日の行動食として食材の携帯性と日持ちから、フランスパンに缶詰サンドを考えたのですが、実際のところ、ザックのサイドに収まりが良く、食べ応えもあって非常に気に入りました。

加入道避難小屋

加入道山山頂からすぐ

平らな加入道山の山頂に加入道避難小屋発見。

まだ新しい外観
広々。誰もおりません。

左に見えるのは物置の様で、トイレはありません。4-5名は泊まれるかな。

避難小屋日誌には宿泊者たちの足取りと声が記されています。

日誌を見ると1週間に1-2回くらい記されていました。宿泊者は親子、単独、パーティと様々。キレイで気持ちよかったという書き込みが多かったですね。確かに、畦ヶ丸と比べると日当たり良好で新しくてキレイに感じます。しかし、トイレ、水場が無いので、やや上級向けでしょうか。

奥に見えるのが加入道避難小屋

小屋の外、加入道山山頂はベンチがあり、明るく開放的。腰を下ろしてフランスパンサンド。こちらは厚切りランチョンミートサンドです。肉を行動食で食べられるってシアワセ~。サンドイッチなどと違ってパンが潰れないのも気に入った!

快晴の富士

富士山だけでなく南アルプスも遠くに見えて、気持ちよく歩けます。

ところどころ台風で根こそぎ倒れた樹木が折り重なっていますが、表丹沢ほどひどくやられていない印象です。

大室山山頂でランチ&コーヒー

大室山山頂は広場から少し行ったところ。眺望は手前のベンチがある所のほうが良いです。ここで他の登山者と多くすれ違い。犬越路からビジターセンターへの登山道情報を2人から得ることができました。荒れてはいるけど登ってきましたと。ランチは昨夜炊いたメスティンごはんのスープゴハン。野菜とコンソメ味のゴハンを入れたら出来上がりという即席もの。体も温まりおいしかったです。

早い時間ならもっと鮮明かも

犬越路避難小屋

ゴンゴン下って犬越路避難小屋。トイレがあるのがポイント。

がけ下に何かあると思ったら犬越路避難小屋でした。トイレがあるのがすぐに目に入りました。山トイレとしては比較的きれいな方です。建物の東側が峠で分岐、地図、日当たりのよいテーブルがいくつか並びます。奥に見えるのは檜洞丸。

中には一人おじさまが休んでおられました。ランタンが出てましたから、こんやはこちらで泊まるのでしょう。差し込む春の日差しの中で小説を読んでましたので、お邪魔せずに退散。ゆえに寝床の写真がありません。

犬越路避難小屋なか
加入道山よりちょっと広い

画面手前側にごろ寝スペース。加入道山同様新しくてキレイな印象です。犬越路避難小屋は登山者が大室山、檜洞丸へ道志側、丹沢ビジターセンター側からも来るので平日でしたが人通りが多いです。

犬越路~用木沢出合の登山道状態


通行止めマークに心配になるが…

ビジターセンターにも掲示されていた台風被害による通行止め案内。❕マークの危険個所ってどの程度なのだろうか…ビジターセンターで登山前に大丈夫でしたとは聞いてもやはり不安は少し残ります。

気を引き締めて下山開始。確かに…崩落が激しい。急斜面で谷になっているところが流れて、迂回路の指示。ピンクのリボンでわかりやすいし、危険個所はロープもあるので問題ありません。土質がサラッとしていて、ローカットの靴だと中に砂が入るので、スパッツが無いと厳しいです。雨が降ったらぐちゃぐちゃの丹沢表尾根の粘土質の土壌とだいぶ違いますね。

雨で相当流れたっぽい

かなり用木沢へ下ってきたあたりの斜面崩壊。

用木沢沿いに堤を超えて川を跨いだりするのですが、下に降りるにつれてピンクのリボンが激減。かけられた橋が土砂に埋まっていたり、↑ご覧のように標識がほぼ埋まっていたり…先行していたおじさんと共に迷いました。河原に出たら、堤の横に注目して立札を探すのがわかりやすいかと思います。

犬越路から用木沢までは降りるときは沢に出てからの路迷いに注意と、増水が怖いです。ビジターセンターから畦ヶ丸への西沢は、雨が降ったらどこまで水深があがるのか想像すると恐ろしい位置に橋があり、用木沢は橋が土砂で埋まって、河原は広いがガレた岩、砂と枯草で地形がしょっちゅう更新されそう。夏場のゲリラ豪雨が上流であったらコワイ。

西丹沢ビジターセンターには3時半ごろ降りて、中川温泉信玄館で入浴、谷峨の一休食堂で焼肉定食食べて帰りました。

西丹沢の魅力を発見できた良い一泊二日となりました。避難小屋を3つチェックできたので、また登りたいと思います。次回は犬越路避難小屋泊で檜洞丸かな

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