ウェブ上で人気のある登山用、キャンプ用のマクラ情報を種類、人気別ではなく「重さ」で集計、ランキングしました。値段、特徴から、自分に合う枕探しに役立てていただければ幸いです。
もくじ
登山、キャンプ用まくら 重量ランキング
ランキングノミネート基準「登山 枕」「キャンプ 枕」でGoogle検索した上位のWeb情報に記載があった商品情報をyamanobori.siteで集約。切りのいいところで20種の比較としました。
順位 | メーカー/商品名 | 重さ | 価格 | 使用サイズ | ひとこと |
1 | ハイパーライトマウンテンギアスタッフサックピロー | 28g | 6,800円 | 25.4cm×35.6cm | スタッフサック。ブランド力と軽さ |
2 | エクスペドエアーピローUL M | 45g | 4,620円 | 38×27×10cm | カバーレス、独自伸縮素材、逆流防止弁 |
2 | ビッグアグネスAXLエアピロー | 45g | 5,280円 | 41×25×10cm | カバーレス、逆流防止弁、耳が痛くなりにくい |
3 | クライミットピローX | 55g | 2,640円 | 38×28×8.9cm | カバーレス。マット同様に独創的で三千円以下 実測70g超え記述複数(私のも) |
4 | サーマレストエアヘッドライトピロー R | 58g | 4,400円 | 39×28×10cm | カバーレス。愛用者が多い。定番〇 |
5 | シートゥサミットエアロウルトラライトピロー | 60g | 3,740円 | 36×26×12cm | カバーレス。高さ12cmで高め |
6 | シートゥサミットエアロダウンピローR | 70g | 6,490円 | 34×24×12cm | 肌面にダウン封入カバー。 冬期に強そうなラグジュアリー携帯マクラ |
7 | サーマレストエアヘッドライトピロー L | 79g | 5,170円 | 46×32×10cm | 奥行きも最大級サイズのカバーレス |
8 | NEMOフィッロエリート | 80g | 5,720円 | 39×27×8cm | カバーあり好評判。近年何かと注目ブランド◎ |
9 | Hikentureエアピロー超軽量 携帯枕 | 83g | 1,560円 | 42×32×13cm | 二千円以下ブログ記述最多? 価格は低く、マクラは高く13cm |
10 | モンベルU.L.コンフォートシステムピロー | 86g | 3,410円 | 34×24×12cm | 本体60g+カバー26g。現物見て買いやすいモンベル |
11 | イスカノンスリップエアピロー | 95g | 1,818円 | 40×30×5cm | セルフインフレータブル低価格で高コスパ 高さ5cm 低めが好きな人 |
12 | FLEXTAILGEARエアーピロー | 100g | 1,490円 | 43×27×10cm | カバーなし Amazon安く大きく高コスパ〇 Hikentureライバル。高さで選ぶといい |
13 | COCOONエアーコアフッドピローウルトラライト | 108g | 3,960円 | 37×28×11cm | シーツが世界的有名で快眠ブランド力がある。 上質マイクロファイバーカバー |
14 | スノーピークマット&ピロー | 140g | 3,718円 | 38×40×3.8cm | シートにもなるマクラ。Amazon枕部門3位。 |
15 | エクスペドピローポンプ | 146g | 4,400円 | 35×17×10cm | ポンプになるマクラ(エクスペドマット専用) |
16 | マジックマウンテンテントピロー | 150g | 2,530円 | 42×22cm | セルフインフレータブルで軽量幅広安価 |
17 | サーマレストコンプレッシブルピローS | 198g | 3,080円 | 30×41×10cm | セルフインフレータブル。キャンプ用ベストバイ手頃、ブランド、快眠&カラフルで人気 |
18 | NatureHike自動インフレーターピロー | 250g | 1,780円 | 7x46x9.5cm | セルフインフレータブル 中国のモンベル。 安いが、作り良いとテントで評判。筆者もテント使用中 |
19 | ニーモ フィッロ | 260g | 5,060円 | 43×27×10cm | エアー/フォーム半々で寝心地重視 キャンプサイトで登山好きアピール◎ |
2021/12/30集計
重さだけを軸に順に並べてみると、スタップサックからカバーレス、カバー付き、セルフインフレータブルへと増え、重さと構造のグループ訳が自然と並ぶのがよくわかります。マクラ単体での機能を選んでのマクラ選び、機能複数と重さからのマクラ選びの参考にしていただければ幸いです。販売リンク先、順位と特徴を個別にチェック
1位 28g ハイパーライトマウンテンギア スタッフサックピロー Hyperlite mountain gear STUFF SACK PILLOWS
1位 28g
Hyperlite Mountain gear
スタッフサックピロー
スタッフサックに着替えを入れてマクラの代用にするのは昔から定番ですが、ハイパーライトマウンテンギアお得意ダイニーマと上質フリース素材で定番の欠点を補う進化版スタッフサックマクラだと思います。
米ハイパーライトマウンテンギア社の商品レビューを読み解く
アメリカハイパーライトマウンテンギア社の百数十件のレビューは中々読み応えがありました。
・パンクしたエアピローからスタッフサックピローへの乗り換えが多い。パンクにかなり怒って恨みに近いモノ多数。
・愛用者はロングトレイラーが多い。4−7日はザラ、30泊も。故に、エアピローがパンクしたときの被害が大きく恨みになる?
・ダウンジャケットを雨、湿気から守る保管に最適で一石二鳥。ドライパックとして活躍。
・値段が安ければ最高。はじめからコレにすれば高くない。
・スモールからラージへ買い替えの二個目購入。ラージ勧めも多い。ロングトレイラーが多いことも起因していると思われます。
・エアピローは固すぎ、ダウンジャケットが最高の感触。
寝心地について、エアピローだと耳が痛いという指摘は全メーカーで意外と多く、セルフインフレータブル、ダウンピローケースという構造に派生していると思われ、そんな高く、重たいモノを買うなら、はじめからダウンジャケットをスタッフサックピローに入れれば良いと言うのがハイパーライトマウンテンギアユーザーの声。
寝るときはダウンジャケットは着ない??? 意外な事実が判明する!
寒ければダウンジャケットを着て寝袋に入るのでは?と思うかもしれない。しかし、実際は、寝袋就寝時は肌着だけが最も温かい。なので、防寒着のダウンジャケットはスタッフサックピローに入れて朝を迎えるのに最適という流れ。あまり寒い場所で寝袋で寝ることがないワタシには驚きでした。この件は別ブログにて掘り下げます!
ダウンジャケットとスタッフサックピローの組み合わせ、とっても試してみたい、ほしい!ってなってしまいました(笑)しかし、夏場はダウンがないと寝にくいかも?
2位 45g EXPED エアピロー UL M
2位 45g BIG AGNES AXL エア ピロー レッド AAXLP19
同じ45g カバーなしで超軽量のエアマットとしてはトップの双璧。大きさはexped 38×27×10cmとBIG AGNES 41×25×10cmで厚み10cmは同じ。価格が4,620円でEXPEDの方が安いので重さ単価ではEXPEDが優位。形状と色が違うのでソコで選ぶと良いかもしれません。プレゼントにも良いかもしれませんね。
3位 55g KLYMIT ピローX ⚠重量詐称疑惑あり
コレ、わたし持っています。コンパクトで軽く、アタマが落ち着く形状が気に入っています。エアマット同様に独自の構造が面白くて買いました。値段は正規代理店ハイマウント定価2640円(送料別品切れ中)お手頃さがイイです。
当ランキングはメーカー公称重量値でのランキングなので、55gは第四位になりました。しかし、、、
重さ、ワタシのはタニタの秤で71gありました。Web上にも70gだったという情報2件ミマシタ。
某アウトドア系セレクトショップでは推し解説で公称値55gをそのまま。まあ、ふつうは疑いませんよね。しかし、別のショップでは重量表記をせず、秤で計測画像を掲載(65g)だったり、気が付いているショップもあるようです…それ故の重量詐称疑惑ありとさせていただきました。
4位 58g THERM-A-REST サーマレスト エアヘッドライトピロー R ディープパシフィック
ブランド力からすると同重量45gで二位のEXPED、BIG AGNES、三位KLYMITよりもサーマレストが明らかに知名度は上でしょう。最軽量クラスのエアマクラといえばこちらのエアヘッドライトピロー R をさすことになるかもしれません。
最軽量マクラ1位~4位 まとめ
今回のランキングはマクラと商品名が付いているウェブ検索上位モデルを公称重量で並べたわけですが、スタッフサックタイプでマクラを名乗るモデルは1位のハイパーライトマウンテンギアのみで、2-4位はエアピローとなりました。もちろん、スタッフサックタイプは他にも沢山ありますが、ウェブ上の検索、人気があるのはハイパーライトマウンテンのみのようで、わざわざ購入しようというアイテムではないのかもしれません。
エアーピロータイプ、カバーレスは大きさ的にレギュラーサイズで各社2㎝くらいの縦横の違いはあれど大体同じ。そこから考えると、大体の方がこのサイズで寝やすいという事でしょうか。いずれもコンパクトに収納でき、60gもないわけですから、持っておきたいアイテムで、プレゼントにも良いのではないかと思います。
私がたまたまKLYMIT ピローX を持っていたので判明した重量詐称疑惑。もしかしたら、他の商品も実重量が異なるかもしれません。10-20gを何割違うと考えるか、小さなことと気に留めないかはあなた次第。私は十分に軽いと思うし、独特でイケてるだろう?と気に入っています。エアマットやテント、ダイニーマ商品等の注意書きに、素材によって厚みに若干のばらつきがあるためにカタログスペックと重さが異なりますというものがありますからネ。あまり気にしない方がいいでしょう。
ウルトラライト以外も面白い 5位~19位
5位以降はこちらのページで!キャンパー人気No.1モデル、兼エアポンプピロー、コンプレッシブピロー等、重量で並べると機能と構造が自然とラベリングされて面白い結果に。ウルトラライトとは別の快適さ、ハイブリッド機能も魅力です。