クローズドセルマット最強R値 エクスペドフレックスマットプラス比較まとめ&レビュー

クローズドセルマットはかさばるので嫌がられる傾向がある反面、エアマットのパンクとは無縁の、乱雑な使用、どんな大地にも安心という魅力があります。

大ベストセラー、定番のサーマレスト、独自カラーで人気のニーモに後発のエクスペドが切り込んできた商品の特徴は何と厚み。

かさばるデメリットをむしろ長所といわんばかりの断熱性R値2.2を前面に出した尖った商品。

使用してみるとコレはこれでアリだと思えます。

どういったあたりがデメリットなのか、どういう人に向いているのか、定番商品との比較から参考になればと思います。

デカすぎ?ソレを超える魅力があるから一定の愛用者がいます

目次

断熱性で言えば高コスパ。エクスペド クローズドセルマット フレックスマットプラス

エアマットはコンパクトでプリマロフト入りはR値もあがりました。それでもなお、かさばるクローズドセルマット派が一定数いるのはパンクしない安心と性能、手頃な価格がある。

エクスペド クローズドセルマット フレックスマットはノーマルとプラスが発売されましたが、当ブログではノーマルには触れず、3.8㎝厚のフレックスマットプラスのみ、ターゲットにして話を進めます。

シンプル。パンク知らずの激厚クローズドセルマット

エクスペドのこの新商品、ネットで商品解説をパッと見、何が新しいのかわからなかったのですが…厚みが3.8㎝だそうです。

平らにのばして、3.8㎝って凄いの?という疑問でしたが、取り寄せて見ると。めちゃめちゃ厚いことがわかりました。

ショートサイズでも収納サイズはフルサイズインパクト。

flexmat+short
使ってみると、コンパクトではないが、快適でパンクの心配がないのがイイですよ

EXPEDフレックスマットプラス厚み3.8㎝R値2.2

ここからEXPEDホームページのフレックスマットプラスの説明のコピペ

パンクの心配のない素早く展開できる3.8cm厚クローズドセルマット 品番:395355

税抜価格:¥ 6,000 -
厚さ3.8 cm / 1.5インチのフォームを備えたフレックスマット プラスは、最も厚い、最も快適なクローズドセルマットです。

単独での使用以外にも非常に用途が広く、インフレータブルマットの暖かさとパンク防止をサポートします。

折りたたみフォームにより、キャンプのセットアップが簡単になります。

●3.8cmの厚みがある暖かく快適な折りたたむことができるクローズドセルマット
●軽量、丈夫、多目的
●エントリーユーザーからミニマリストまで幅広く対応
●インフレータブルマットととの併用でより暖かく、パンクを防止
●エコフレンドリーでありつつ高い品質の素材

SPECIFICATIONS 特徴サイズ:183×52×3.8cm
重量:480g
収納サイズ:13×52×18cm
R値:2.2 (ASTM F3340)
対応下限温度:2℃

コピペ終了。

圧倒的厚み3.8㎝を強くアピール ホントに背中がラクで寝やすい

ウルトラライト系のクローズドセルマットが5ミリだとか…軽いとは言え、そんなので寒いよね?背中痛いよね…と思っていたワタシ。

エクスペドのフレックスマット+は温厚な厚み。クッション性、断熱性もあって快適。収納性は当然落ちるので、ショートタイプを選びました。

見かけは、ショートを選んだのにフルサイズの収納サイズなのが笑えましたが、

おしりの、背中の温かさ、凹凸との無縁さは実にありがたく、キャンプでは重宝しています。

EXPEDオフィシャルサイトより 男とポコポコのサイズに注目

クローズドセル王者サーマレストZライトソルとの比較

ド定番と比べるのが新商品を知る上では早い。

  • サイズ:51×183×2cm
  • 重量:410g
  • 素材:軽量EVAフォーム
  • 収納サイズ:51×15×13cm
  • R値:2.2

私が大学ワンゲルしてた1990年代以前からずっと定番のサーマレスト。ホームセンター、山屋の安い青いウレタンに銀マット私、貧乏学生には先輩のサーマレストは実に温かく寝やすいと感じたなぁ。この寝心地が独自構造の凸凹、断熱効果によるもので、多くの登山者の定番になっていったと思われます。

created by Rinker
ニーモイクイップメント(NEMO)
¥7,500 (2024/12/21 21:56:14時点 Amazon調べ-詳細)
  • サイズ:183cm(長さ)×51cm(幅)
  • 厚 さ:2.3cm
  • 重 量:415g
  • 収納サイズ:13×14×51cm
  • 素 材:ポリエチレン

近年の登山系雑誌、ウェブサイトでは山用クローズドセルマットはニーモが取り上げられていることが多い。あまりにサーマレストの時代が長すぎてオレンジ色でポコポコ配列に目新しさ感じた人も多いのでは?2018年秋冬に販売開始され、サーマレストの牙城に切り込んだ感じで、東京のセレクトショップでもよく見かけるので、「定番」としてエクスペドの新製品との比較。

 

サイズで3種を比較 サーマレスト/ニーモ/エクスペド

厚み

 サーマレスト2.0㎝<NEMO2.3㎝≪エクスペド3.8㎝ Expedフレックスマットプラスの圧勝

ExpedはサーマレストとNemoの2大定番とハッキリと違うスペックをマット厚で打ち出したのだなとよく分かる。というか、素材ではなく、厚みで新たな選択肢を設けてきたのは面白いなとおもいます。

たしかに似たようなクローズドセルマットばかりではだれも買わない。王者Zライトソルの二倍近い厚みはどんな寝心地なのか気になって、気になって…お取り寄せ。183㎝のフルサイズは売り切れだったためと、ショート120㎝を使ったことがないのでショートのフレックスマットプラスXSを日本のオフィシャルサイトから入手。

フレックスマットプラスではないものもあるので要注意。

収納、パッキングでは外付けが一般的。

それはどれも一緒。

クローズドセル定番3種の畳んだサイズ比較 

このショート120㎝ フレックスマットプラスXS 収納サイズ:52×13×15cm 315g 畳んで15㎝厚は

サーマレストのZライトソルのフルサイズと同じだ(笑)  収納サイズ:51×13×15cm 410g 

わかってはいたが、デカい割に異様に短いゾ

クローズドセルマット最強!岩場に座っても痛くない!怖くない!

何度かキャンプや山で使っての感想は、この厚みがイイんです!という事。

山頂が尖った岩場だというのはよくあること。フレックスマットプラスはホントにどこでも快適に座ってくつろげる。

私は畳んだ状態で、15㎝の厚みがあるXSを使用していますが、この15㎝はそのまま快適なローチェア。山靴をはいたまま、座るのにスゴイ楽。

就寝時、3.8㎝の厚みは地面の凹凸ストレスがかなり軽減されます。傾斜だけ気にすれば快眠です!

ショートの短いのは着替えを入れたロールトップスタッフサック。

18gのウルトラライト枕で埋め合わせ以上のフルレングス化が可能になりました。

sixmoon expedmat
どこでも大丈夫という安心感は大きい

フルサイズでサーマレスト、NEMO、エクスペドを比較

結果から言うと長さは3つとも183㎝で比べた収納体積はNemoが最も少ない

厚みでいうとNemo14㎝で415g、Zライトソル15㎝で410g、フレックスマットプラス18㎝で480g。並べて見比べてみると、

フレックスマットプラスM 収納サイズ:52×13×18cm 480g

Zライトソル       収納サイズ:51×13×15cm 410g

Nemoスイッチバック    収納サイズ:51×13×14cm 415g

フルサイズを携帯サイズで選ぶなら、Nemo14㎝≦サーマレストZライトソル15㎝<エクスペドフレックスマットプラス18㎝となり、Nemoが優勝だけど、サーマレストと1㎝差。

厚みはマットの断熱性能に比例 R値で比較 

各社勝手にやっていた2021年まではサーマレストR値2.6、エクスペドR値2.2、NemoR値公表せずでした。

2022現在、NemoもASTM規格でR値を公表するようになりました。統一規格で誰でも断熱性能が比較できる。素晴らしい事です。

New Sleeping Pad R-Value has Arrived
2021年1月アメリカサイトにすぐにあがったASTMF3340規格での比較は貴重な情報でした。

新旧R値比較 検査方法が変わると数値も変わる

新規格になる前のR値とASTMF3340規格になった後のR値は…

サーマレストZライトソル R値2.6→ASTMF3340規格R値2.0

Nemoスイッチバックは R値非公表→ASTMF3340規格R値2.0

EXPEDフレックスマットプラスASTMF3340R値2.2(新規格後の商品)

と、いう事で、EXPEDフレックスマットプラスが逆転優勝したんです。

今ではスペック値に公表されているR値※ASTMですが、Zライトソルの2.6⇒2.0は結構衝撃でした。NemoスイッチバックはZライトソル同等であることが統一規格で検証され、フレックスマットプラスは厚みの分さすが言い出しっぺ

最強エアマット EXPEDフレックスマットプラス!

ASTMのR値2.2、平置き厚み3.8㎝(フルサイズ収納厚18㎝)はトップスペックとなり最強と呼んでよいでしょう。同時に収納の苦労も最強ですが、まさにトレードオフ性能ですね。

車に積みっぱなし Mサイズは後部座席幅にピッタリ

フレックスマット+のMはホンダフィットの後部座席にピッタリ。

冷凍食品、汚れそうなもの、濡れる可能性がある荷物を置くときに使用しています。

サッと広げやすくて、水を吸わないので汚れもカンタンに落ちる。

意外と便利なのがくぼみに水が貯まるので濡れたものでシートを濡らさずにすむところ

地面に、ベンチにひいてくつろいだり、寝転んだり…という使い方も。

どこで寝転んでも厚みがあるのでホントに快適。

畳んだまま、イス的にも使います。おしりが冷たくなく、リラックス。靴紐結びなおしたりしやすい。

クローズドセルにラグをかけると肌触りも良く、便利です。キャンプ用に一枚あると良いですよ。

まとめ 使って納得!EXPEDフレックスマットプラスは厚みがイイ

ソコソコたいら、ソコソコ石の丹沢滝川園キャンプ場

厚みが地面の凹凸を打ち消し、パンクの心配なく寝られる

おおむね平らではありますが、タマゴより小さな割れ石がまかれているようなグラウンド状況でした。地面の凹凸はフレックスマットプラスの凸凹がかなり緩和してくれ、非常に快適。厚いエアマットとは違う寝心地で、安心感あるし、これ一枚で十分。厚みがある快適さと、尖った岩が多いようなテンバでは雑に扱ってもパンクしないクローズドセルのメリットが融合してイイマットだなと思います。

冬はコレを併用して使っています↓シュラフの中に入れて使うので、エクスペドとイナーシャX、寝袋のロフト空間が活きてメチャ温かいです!

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