直火の焚火が予約不要でできる。関東最安!ブッシュクラフターに人気で、硬派な滝沢園キャンプ場

丹沢の大倉登山口から程近い滝沢園。予約不要でワイルド、野営的で安いのが特徴。

そして、今やアウトドアのYouTubeの代表ヒロシさんが初めてキャンプ動画をあげたのが実は滝沢園。

滝沢園の場所

立地は表丹沢の玄関口。クルマなら東名秦野インターから20分の場所です。

秦野市大倉バスターミナルから徒歩で10分。都内からでも一時間ちょい。

縦走テント泊の練習で電車&バスでのアクセスからの塔ノ岳、百名山丹沢山へのロングトレイルも選べる骨のあるトレーニングも可能。

秋晴れの日曜日の9時頃に、下見に行ってきました。

東名秦野インターからスグ。土日の駐車場は並ぶかも?

クルマでは戸川公園の名物「風の吊り橋」を左に見て山に少し入って、谷に降りて駐車。荷物を担いで対岸のフリーサイトへという立地。本日は日曜日の快晴。

ちゃっと行ってサイトの様子、混み具合を見に来たのですが…、滝沢園キャンプ場入り口で足止め。

駐車場への道が狭く、一台ずつ係員が通しての渋滞でした。

10分くらい待ちました。朝の車の出入り時間とはいえ、人気?ちょい意外でした。

日曜日は受付横の駐車場は満車で、水無川渓谷の中腹の第二?駐車場へ案内されました。9時過ぎの受付は人が途絶えず、ここでも並んでいました。

ワタシはパンフレットをもらってフリーテントサイトへ。

縦走トレーニングに最適のテントサイト。

滝沢園フリーサイト
表丹沢と水無川の眺望

実は私、20数年前の大学生時代にワンゲルでここ、滝沢園には毎年合宿に来ていました。夏の長期合宿を前に、ボッカトレーニング(ザックに石を詰めて30㎏か40㎏)で地獄を見る合宿。

時代とともになくなっていると思われる風習ですね。

滝沢園 フリーサイト
滝沢園 フリーサイト

四半世紀前の話ですが、当時、長期合宿は6人パーティーでテント、コッフェル、食料を分担してザック重量はひとり20~25キロでした。

非常時の荷物分担を考えて30㎏、40㎏を経験しておくのは部として必要な行事で、滝沢園は関東の大学ワンゲル、高校の山岳部など、多くの部がトレーニングのベースキャンプとして滝沢園を使用していました。

滝沢園徒歩入口
滝沢園バス停から徒歩での入口

滝沢園は自宅からも30分強と近いのですが、辛い合宿のイメージを引きずってきませんでした(笑) しかし、予約が不要で、安いとなると別で、久々の再来なのです。

ナンパなオートキャンパーを拒む「板」の橋

受付の建物を見てもこんなだったっけ?覚えていないものですが、テントサイトへの河原の橋を見て、ちょっと思い出す。

重いザックを背負って、木が折れないか心配してひとりずづ渡ったような…記憶。ご覧のような「板」の橋です。

クルマから荷物をテントサイトまで運ぶにはこの橋を渡って、階段を上がって…最短100m? 山中のキャンプサイトを除くと、こんなストイックなフリーサイトは中々ないでしょう。

ゆえに、近年流行りの「ゆるキャン△」的な空気がしません。

直火ができ、野営の雰囲気。

滝沢園
滝沢園 川沿いのフリーサイト

河原は直火で石のカマドに焚火で煤けたコッフェル。

テントは山岳テント率が高く、リクライニングチェアも少数派。

持ち物は最小限で橋を渡っての野営的なノリ。

石のカマドが不格好で、慣れてないのか、大丈夫?って若い子らを見てしまうワタシ。そうか。焚火台がないとSNSでたたかれる時代だものね。

昔はどこでもこんな感じでした。近年、アレコレ道具が増え、映え、こうあるべき論が進みすぎたのかな。カウンターでブッシュクラフトがファッション化してる気もする。

もっと粗野でテキトーに焚火を楽しんだワタシ。滝沢園の河原は楽しく直火する昔ながらの空気感にあふれてました。

河原の奥は森の中にもテントサイトが広がり、こちらは更に登山色が強い、ソロ、2人用テントが多数。河原の石の多さよりこちらの平坦で風から守られる森は寝心地重視でしょう。

ヒロシ 初の動画投稿が滝沢園でした。

ピン芸人ヒロシ。いまやアウトドア系のYouTubeではものすごい人気ですよね。滝沢園にも来たと、どこかで聞いて調べてビックリ。そのYouTubeのキャンプ動画初投稿が滝沢園だったようです。よかったらご覧ください。

滝沢園は予約不要。ぶらりとキャンプできます。

登山テント群のオフィシャル写真。滝沢園ホームページより

実は、この滝沢園は予約がいらない(フリーサイト) 突然のキャンプ気分に答えてもくれる貴重なサイト。どこのキャンプサイトも基本的には予約が必要です。

滝沢園は昔から毎晩誰かが泊まるからか、予約不要。この日も晴れた河原で山並みを眺めて焚火で肉焼いてました。コレが気まぐれでできるのが贅沢だと思うんです。

オートキャンプサイト

オートキャンプサイトもあります。1区画(4名まで) 5500円  車1台、テント1張(1名追加 1100円)

トイレは昭和のまま。

滝沢園トイレ
モロに時が停まっている…。

トイレと炊事場は昭和のままです。いかにも…という和式と洋式。お掃除はきちんとされていました。しかし、ニガテという方も普通にいると思います。登山者は大丈夫。登らない人は…どうかなぁ。

売店 

滝沢園売店
滝沢園売店

自販機、売店、コインシャワーもあります。売店の品ぞろえは普通かな。氷、ビール、お酒、お菓子、薪など。

近隣の日帰り温泉は…

富士見の湯ホームページより

風呂は無い。コインシャワーになる。近隣の日帰り温泉は徒歩圏には無く、名水はだの冨士見の湯、湯花楽が手頃。東名インター近くの万葉の湯はやや高級だが、ホスピタリティは高く、のんびりくつろげます。

食材買出し。安くて新鮮!はだのじばさんず

クルマで来るなら、イオンをはじめとする近隣のスーパーが選べますが、東名秦野インターからでしたら、ルート上最短のはだのじばさんずがオススメ。採れたてで新鮮、安い秦野の農産物が集います。

農協が母体なので野菜、コメはありますが、肉と魚、酒が弱いです。なので、コチラも↓

肉も、酒も!なんでも揃うマックスバリュー

一回の買い物で全てをそろえるならマックスバリューが滝沢園に近く、通り道です。

最寄りのコンビニはココ

ラーメンなら三憩園

滝沢園の利用者が好きそうなラーメン…ズバリ、三憩園でしょう!ただし、ボリューミーなので、キャンプ前にはオススメしません!パワフルなチャーシューメンはガテン系の支持者も多い。

まとめ 滝沢園は野営、ワイルド系

色々とキャンプサイトをめぐって、ブログに綴って、特徴というモノが分かりやすくなってきました。滝沢園はですね…。

野営、ワイルド系。

車も横付けできません。しかし、それが良さにもつながっています。

硬派にソロキャンプならワタシは滝沢園。直火でブロックベーコン炙って安バーボン。煤も気にせず飯盒を炭火にぶっこんでボンカレーでもイイナ。

東京近郊で、安く、粗野にも、やりたいようにできる空気感が滝沢園の魅力です。

女子キャン、お上品なティータイム、グランピング、ゆるキャン△からは離れています。かわいくアピールしたい婦女子の皆さんはお気を付けください(笑)

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