山でヒモが切れたら修理できるのか?
折りたたみトレッキングストック、マウンテンキングのトレイルブレイズのヒモが切れた時の修理はできるのか?
トレックブレイズはウルトラ山岳レース競技で揉まれた超軽量折りたたみトレッキングポール。かなりマニアックで尖った道具なので、百名山でも見たことがないカブり知らずポール。
アルミ合金の細さ、独自のメッシュグリップは異彩を放ち、その魅力に取り寄せちゃいました。
気になる方はアマゾン、楽天で価格差があることがしばしばみられるので、両方チェックしてください。
日本のマウンテンキングオフィシャルホームページはNHK百名山で有名な田中陽希氏。
カーボンモデルもありますが、アルミでも十分に軽いですよ。
ヒモが切れたらと思うと心配…
とにかく軽いトレッキングポールを探してたどり着いた英マウンテンキングのトレックブレイズ。
山仲間が私のトレックブレイズを見て、欲しいけど、ヒモが切れたらと思うと怖いという。
確かに購入当初、遠慮気味にヒモを引っ張って、伸びが足りずにヒモの結び目が見つからず、恐る恐る引っ張った。
折りたたんでまた張るのが怖くてしばらく傘立てに立てていたワタシ。すでに半年以上使って、心配はしていないけど、ヒモの交換法はマスターしておいたほうが安心だ。
そこで調べてみると…
英国ギアサイトに「修理可能」…どうやって?
発見!
イギリスのアウトドアギアレビューサイトclimbinggearreviews.comのトレイルブレイズおすすめ理由の一つに修理可能とある。
しかし、それしか書いてない…修理部品を検索してもヒットなし。修理動画もない。
トレイルブレイズを自分でバラしてみた
Webには答えはないが、たしかにシンプルな構造。やってみる!
4本のアルミパイプの中にヒモを通して、グリップの溝にヒモの結び目を引っ掛けてテンションで1本のストックに形成するわけだから…
テンションを掛けるヒモのスタートは先端側を外せばなんとかなりそう。案の定、回したら外れた。
ゴム製の鍋敷きがあると力を入れやすく、早いです。
地面側石突が外れたらヒモの交換は簡単
ナルホド。プラスチックの筒に結び目のコブを留めにして、4本のアルミパイプを挟む訳か…
ヒモが切れたなら、このヒモを替えればいいだけだ。細いパラコードで代用できそう。
このパラコードを靴紐の予備にも使えると想定して持っていれば、山の中でも修理対応が可能だと思います。
トレックブレイズの中のヒモが切れているわけではないのですが、ツエルトを張る為に買っておいた細引きを引っ張り出して交換を試みる。
赤い交換用のヒモを結んで気がついたのだが、黄色の元々のヒモよりも細いようだ…
トレックブレイズの交換用に最適なヒモは直径2ミリ!
ツエルト用=非常用→細いヒモのほうが軽いので1.5ミリを買ったのを忘れてました。
マウンテンキングのユーザーは予備ヒモは2ミリ径にしましょう。
中国大陸から取り寄せた1.5ミリではなおのこと不安。2ミリであれば良かったのに…
赤い1.5ミリのヒモはグリップエンドの溝でキチッとはまらないので、今日は交換を断念。
まあ、交換の仕方はわかったので、参考にしてみてください。
ヒモの材質について メーカーに問い合わせました!
ヒモの材質に関しては一般的細引きで構わないそうです(代理店電話問い合わせ) 一応登山用の細引きを使えばある程度の強度は保障されるでしょう。
一応オススメ商品をあげておきます。
細引きはツエルトの設営、サバイバルシートをタープ、テント替わりにする張り縄としてだけでなく、靴ヒモが切れる、ザックが破ける、靴底が剝がれるなど、
非常事態を想定し、2mほど持って山に入ります。
ひと巻で買う必要はなく、アウトドア用品店でメートル量り売りで何百円かで入手できますよ。
3年使って 修理頻度&長期レビュー
3年たちました。
怪しげな道具が多い私ですが、メインのストックはレキのマイクロバリオカーボン。
レキは高い…そのうえ、あまり軽くない印象でしたが、使ってみると、グリップの握り、肘に来るショックの少なさ、ストラップの滑らかさ等、実に快適。
それに対して、マウンテンキングのトレイルブレイズは超軽量で飛ぶように歩きたい、身軽なきぶん、トレラン、
もしくはアップダウンが激しく、ストックは使わないことが多そうな山にお守りとして持っていくときにチョイスしています。
ヒモの交換は一度やったっきりで、大丈夫です。
しかし、油断は大敵。直し方さえ知っておけば、焦らずに対処できます。
皆さんの参考になれば幸いです。