直火で焚火ができて、東名高速、東京料金所から滝沢園まで55分(グーグルマップ)で、フリーサイト1000円(駐車料金1000円)でソロキャンできるのは他にない!ヒロシのキャンプ動画第一回撮影地だったりもする、ソロキャンから団体にも優しいのが滝沢園キャンプ場です。
直火の焚火キャンプ 滝沢園
焚火台の使用が絶対条件のキャンプサイトがほとんどの中、丹沢滝沢園キャンプ場では直火の焚火がOKの数少ないキャンプ場かつリーズナブル。
しかし、滝沢園は他のキャンプサイトとは少々異なり、知らずに来たら困るポイントもあるのでご注意されたい。
お嬢様グランピング、ゆるキャン△、ミリタリーストイック野営、山岳レース野宿まで、きわめて広い屋外泊ジャンルがありますので、参考にしていただければ幸いです。
首都圏から1時間 丹沢滝沢園キャンプ場
都心から近く、ヒロシも使うワイルドなキャンプ場というのが雑な紹介でしょうか。丹沢国立公園内にあるキャンプ場で、場内を水無川支流が流れ、オートキャンプサイト、フリーサイト、バンガロー、ロッジ、民宿などがある。
現在はコロナで民宿が休業中に伴い、予約制のお風呂が使えないが、コインシャワーが使用可能です。オートキャンプサイトはふつうのキャンプサイト同様、車をサイト横まで乗り入れ可能。
車一台、テント一張で5,500円。直火焚き火可。荷物運びが苦手な方はこちらが良いでしょう。その他、詳しくは滝川園ホームページをご覧ください。
BBQ買い出しおすすめお店は別の回で。
実はこの動画から始まった!キャンプ芸人ヒロシさんの初動画
今や神とも呼ばれるヒロシさんのキャンプ動画初投稿2015。フリーサイトの河原と林間サイトの中間的な場所に張っています。
川沿いの少し高い位置にあるので、南に流れる川越しの朝の景色が良くおすすめ。たまらんね!スゲー!うめー!など、楽しそうな空気感がいいですね。
川の音がずっとしています。この音が夜寝られないという人もいますので、気になる人は林間サイト奥がおすすめ。
フリーサイト 板の橋=コンパクトなキャンプ
フリーサイトに限る価格設定ですが、予約不要、宿泊ひとり1,100円、駐車料金1,100円とかなり安い。丹沢周辺のキャンプ場は車一台の時点で5000円はかかるのが普通。
この価格差はフリーサイトが川の向こうだから。しかし、悪いことばかりではなく、むしろ魅力を生んで一部、滝沢園ファンを増やしていると私は思います。
駐車場からテントサイトまで離れている。3mほどの川を幅30㎝くらいの渡された板で渡る、階段のアップダウンもあるので、リヤカー、カートなども使えない。
だから、コンパクトでシンプルなキャンパーが多く、直火もあって独特の空気感が滝沢園の魅力。
地面はペグが刺さりやすいしっとりとした土。石はあるが、凹凸はそれほどでもない。エアマットでもパンクの心配は少なく、サーマレストZライトソル的なクローズドセルマットでも寝やすい。
直火キャンプは通常のキャンプより地面が近い。やってみると解るが、イスより、地べたにマットをひいて胡坐をかくスタイルもくつろげていいですよ。
そういう時はウレタンフォームマットが気兼ねなく使えて便利。畳んだままイス的にも使え、こんな値段からあるので、イスだけでなくひとつ多く持っておくとゴロンと横にもなれておすすめ。
サイト選び 川の音、風が気になる?
林間サイトの手前、河原サイトに張るキャンパーが多いが、寝てみると結構差があります。川の音、風の有無、地面の傾斜が原因で寝付けないということはよくあること。
丹沢登山の前夜泊でしっかり寝る必要があるキャンパーは平坦、風も緩やかで川音も静かな林間サイトに多く、河原サイトにはファミリー層、ブッシュクラフト、野営的な方が多い。
今回、河原サイトにて焚火キャンプをしましたが、滝川園初だった同行者は川の音と、地面の傾斜で安眠できなかったそう。テントを張る場所は慎重に。
直火の焚火 カマドを作ってブッシュクラフト
フリーサイトの河原、林にはキャンパーたちが作ったカマドが残っているので、その石、カマドを利用するのがラク。その場合、焚火台は不要ですが、焼き網は必要。薪は滝沢園売店でも購入可能。鍋を吊るすトライポッドがあると一目置かれる(気がする)
ナタ、火箸はあると焚火コントロールしやすい。撤収前に灰は指定のドラム缶へ捨てる。
テントサイトを訪れると、炭や灰、ゴミなどがなくきれいな印象で、キャンパーがマナーよく使われているからのだなと感じます。皆がきれいに使えるようにしましょう。回収用のチリトリは売店で借りられます。
金色の発泡酒のキラメキも楽しむならコレ!
写真のビールがウマそうに見えたアナタ。コレが不透明だったら何もときめかない。しかもこれ、2つ重ねて使うと、夏は断熱効果でぬるくなりにくいんですよ!
売店 快適なキャンプに直結する大事な場所
薪、木炭、ガス缶などの燃料、缶詰、カレールーなど保存性のある定番食材に加え、ロックアイス、缶ビール、缶酎ハイもある。何か不安なことがあれば管理人のオヤジさんに聞くとよい。
ヒルのことなど具体的に正直に教えてくれ、安心できた。写真の奥に見えるのが売店裏のコインシャワー。食材系のラックがガス缶のラックの横にもう一つある。ポテチなどのお菓子もある。
滝川園キャンプに適したBBQ買い出しのお店については別途グログアップ予定。
丹沢特有の要注意! ヒル
丹沢のシカに寄生して6月くらいから寒くなるまでの厄介者、ヒル。売店で管理人さんに聞いたところ、滝沢園ではテントサイトは管理人さんが消毒をしているが、100%いないとは言えないとの事。
ヒルが好むのはじめじめした日陰なので陽の当たる場所、後は火の周りが安全。あまり神経質になる必要はないですけど、この写真のような、水辺、木陰、はだしはキケン。
フリーサイトなら、林間サイトより河原サイトのほうがジメジメはしていないかな…まあ、あまり気になるようなら丹沢は外したほうがイイ、もしくは冬に来るのがイイ。
ちなみに、私がキャンプした6月8日ー9日のキャンプでは見かけなかった。ヒルは基本、地面を這っているのでやってくるので、裸足、半ズボンは控えるほうがイイ。
私も丹沢山塊でやられた。あれは夏の蒸し暑い日、緑写る川面の清流で裸足になり癒されていたが、実はヤラレテタ…。川の中も要注意。
ライター、ファイヤースターターなど点火用具 マッチは川の湿気に注意
川沿いのキャンプサイトの朝、火をつけようとマッチを擦ったが、湿気ってうまくつかない。
とっておきで一本忍ばせていた防水マッチもダメでした。川が近いので湿気が多く、マッチを外に出しっぱなしにしたのが失敗。
ジッポーライターなどはオイルの補充をお忘れなく。ファイヤースターター、買ったけど使っていない人が多いと思います。初挑戦には良いキャンプ場だと思います。
洗い場
滝沢園には上水道の流し台があるが、洗剤はおいていない。おそらく川へそのまま流れるであろうから、ないのだと思う。
タワシ、スポンジがおいてあり、洗剤がなくとも十分キレイになるが、気がつくと手が真っ黒でベタベタになるのでそのために石鹸などを用意するほうが良いです。
↓メスティンなど、クッカーを傷つけず、煤をきれいに落としてくれるうえ、洗剤不要で荷物も減り、環境にも優しい。
トイレ ウオシュレットありません
トイレ 場内の灯りは少なく、河原は足場も悪く、夜は真っ暗なのでヘッドライトが必須。酔って川を渡るときは注意!ドボンと落ちたキャンパーは数知れない…。
トイレの灯りには虫が集まるので、虫キライさんはお気をつけください。トイレットペーパーあり。ウオシュレットなし。←もうお分かりだと思うが、近代のキャンプ場ではない。
ゴミについて 持ち帰りが基本ではない分、しっかり分別を!
直火禁止に続いてゴミ持ち帰りも近代キャンプ場にはありがちなルールになりつつありますが、滝川園キャンプ場は分別すれば置いて行ってよいキャンプ場。ありがたくしっかり分別してキレイに立ち去りましょう!