トランクのスペアタイヤを見てひらめく
クルマのスペアタイヤを見て閃きました。すり鉢状の底に穴が円で並んで空気穴にしか見えない。素材は鉄で熱に強く丈夫。コレ、脚を付けたら焚火台ではないか!
焚火台って意外と高い。ゆえに買ってこなかったのです。安く作れるなら…欲しい!
ホイールの入手先
何インチでも、錆びてても、曲がっててもいい。むしろ商品価値のないモノをタダで入手できるのが最も望ましいので、車検でお世話になってる町の修理屋さんへ。案の定、工場のわきにはタイヤが積まれてるのであった。
要らないホイールください!
実はBBQコンロにしたいので…ハァハァ…なるほど。顔なじみのおっちゃんは、こんなんで良い?と工場の横に積まれた山からタイヤ付きホイールを出して、ありがたいことにタイヤを外してくれました。
黒いオーソドックスなホイール。薪もくべやすい深さで、直径は40㎝ほど。中のくぼみの直径が30㎝程でBBQでも使いやすいサイズ。
車軸と締めるボルト穴は脚を取り付けるのに良さげ。ホームセンターへGO!
溶接はできないので脚はホームセンターへ。
ブロック塀ブロックを下においても良いのだけど、ホイールに脚をつけないと焚火台として使いにくい。
溶接ができれば…シンプルにホイールの側面に4本鉄の棒を溶接して焚火台ができるのですが、残念ながら私は溶接ができません。ボルトとナットで固定するで十分でしょう。
次にホイールのどの穴で脚を取り付けるのか…なのですが、中央の4つ穴、タイヤ交換で外すボルトの穴を活用しました。脚には先がL字に曲がっている、アンカーボルトを使用。
ボルト、袋ナットで固定することにしました。袋ナットはボルトの頭が見えないナットです。
アンカーボルトは一本200円くらい。ナット、ワッシャーはサイズ、種類が沢山あるので、店員さんに聞きました。その方が間違いがなく、早い。ナット、ワッシャーなどは20円~40円くらい。全部で1000円くらいの投資。
イメージに近づきつつあるが…まだ実用できない。どうする?
ちょっと脚が頼りない…ナァ(;^ω^)
安定を考えると脚と脚の間隔をあけるか、もう少し地面との接地面が多くなるようにしたいのですが…タイヤホイールの穴の位置的に難しい。
中心部の穴ではなく外縁部の穴も考えたのですが、穴が傾いてしまっているために難しい。結果、しかたなく中央部の4つの穴を利用して、少しでも倒れにくくなる先曲がりのボルトをチョイスしました。
穴から炭が落ちてしまうとマズいので、金網を…。百均で買った丸い網がちょうどホイールのすり鉢底にピッタリ。灰が降り積もるとまずいので、ベニヤの板をひく。
実戦で使いながら考える!
テストキャンプは山梨県民の森。サイト料一泊200円!
テストのキャンプブログ→200円のソロキャンプ!南アルプス市エコパ伊奈ヶ湖は広く、シャワー、受付の子らが良いよかったらご覧ください。
駐車場隣接でなければ、サイト料はなんと200円。眺望はありませんが、安いだけでなくふつうによいキャンプ場だと思う。
ホイールコンロデビュー。一晩の焚火、BBQから分かった要改善点
ホイールの底に30㎝金網をセットして、地面には灰を受けるべくベニヤ板をひいて準備完了。
ホイール中央に新聞紙をツイストして、細めの木々を円錐状になるようにくべて着火。着火はホイール下穴からライターで。乱雑に放り込んでも薪は自然と交差して風通しが良い。
また、外輪部も高いので多少長い枝でも大丈夫。下からの空気が入るので、ウチワの出番なし。
非常に楽に着火できるタイヤホイール焚火台です。
あまりにスムーズに焼き、呑みに入ってしまったため、明るい時間のホイールコンロの画像がなくてごめんなさい(笑)
BBQグリルとして
この日はソロキャンプでしたが、サイズ的に3-4人でも問題なくBBQできますね。写真の焼き網はBBQコンロの焼き網で直径30㎝のものです。
薪、炭火の位置と焼き網の高さはレンガが真ん中にあると調節しやすいかも。
ヤバい!ホイールの穴から炭が落ちる!
なぜだ?炭が落ちないように金網を引いたはずなのに…。しかし、ぽろぽろと炭がベニヤ板の上に落ちて、落ちて…ヤバいなぁ…!ホイール中央を見るとあるハズの金網が無い。焼け落ちた?仕方なく、ホイール下に薪を置いてベニヤ板、大地を守る事に。
うーん。コレは改善の必要がある。100均の安い網ではダメってことだ。荷重がかかったところだけ切れている。
ステンレスの太めの網にするか…?ここにきて、ホイールをコンロ、焚火台にしている先輩がいないかネット検索。
やはり同じことを考える人はいるもので、その中で、低コストでよさげなのが、使わなくなった草刈り機の刃。穴がたくさんあって溶けることもない。なるほど。
脚をコタツの脚で代用する。
焚火台、BBQコンロとしての性能は申し分ない。さいこーです。
あとは安定する脚を探すこと…で、見つけたのが要らないコタツの脚。
直接取り付けができないので排水溝のフタ(鋳物)を使って台を作る
こういうのをホムセンで見つけてボルトで固定しました。
ホイールコンロが完成しました!
脚は3本にして、サイドテーブルを作りました。ホイール、鋳物とコタツの脚で構成する台も重いので安定性は抜群。
サイドテーブルには飲み物などが置けて便利。
かかったコストは鋳物の蓋が2500円くらいで、後はボルトとナット位。試行錯誤した分を除けば3000円もかけずに作成可能です。
大きく深いホイールコンロでコーヒー豆の焙煎に挑戦しました。なかなかうまくいきました!
よかったらぜひ参考にしてみてください。