有名携帯浄水器の比較!重さ、フィルター、中空糸、メンテ、安全性、意外と便利なのは? 

携帯浄水器 実は使い勝手、メンテ、守備範囲、使い方に違いがある

人気、有名なのがソーヤー、カタダインBeFree、モンベル、セイシェルあたりだと思いますが、相互的な比較が少ないですね。

マイナーな優れ物、ハイドロブルー社のヴァーサフローフィルターを各項目ごとにメジャー4種とヴァーサフローフィルターの比較します。

目次

忘れがち!単体使用?専用ボトルが必要?ペットボトルに連結可?

単体でも使えるのはソーヤーミニ55g、ヴァーサフロー54gで、

ヴァーサフロー、ソーヤーミニはペットボトルと連結できるのがミソ

ストロー的に直接、川の水を飲む事もできるので、最も手軽であり、今までのアイテムに足しやすい。

さらに軽いトレラン等、重さにこだわるなら16gのハイドロブルー社サイドスティックフィルターがオススメ。

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ソーヤー
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Amazon、楽天、セレクトショップ等、色々な販売店がありますが、重さが2オンス、40g~58gとかなりテキトーです(笑) オフィシャルスペックは2オンス=56.699グラムなのですが、実測54gです。

専用ボトル使用は重くなるが、安全性が高い

ストロー的に単体で使えないタイプが意外と多い。生水をフィルターで濾過するのに水圧をかけないと濾過できないタイプで、専用ボトルにセットして押し出し濾過をする。

ボトル込みの重さは、カタダインビーフリー68g、セイシェルSurvival Plus Water Bottle114g、モンベル309g。

モンベルは比較的重いが、専用ボトル、最もスムーズにどんどん浄化水を生産可能で、複数人での使用なら一択かもしれません。

カタディンはソフトボトル込で68gの軽さがウリ。ソーヤー、ヴァーサフローを15gくらいしか変わらない。セイシェルは活性自然ココナッツカーボンフィルターで他では排除できない0.001nm以下の放射性物質を吸着でき、軍、赤十字にも採用されているが、この高性能フィルターの分だけ重量が増しています。

使い勝手の良い携帯浄水器は?重力落下式が押し出し不要で便利

ハイドレーションシステムに追加 photo from Hydroblu

ソーヤーのミニスクイーズ、ハイドロブルーのヴァーサフローはストロー的にも使えるし、最も普及している口径、ペットボトル、ハイドレーションシステムに接続で接続ができる。

ヴァーサフロー重力落下の自動ろ過
重力で自動ろ過ができるヴァーサフロー photo from CNOC

ソーヤースクイーズ、ヴァーサフローは濾過に押し出し不要、重力で濾過される(グラビティシステム)ので、上に川の水を入れ下に浄水後の水を貯めるボトルを接続しておけば1L/70-80秒ほどで重力で自動的に濾過できるのが他にはない特徴。

ソーヤーはプラボトルセットもあります。
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ソーヤーミニはヴァーサフローと似た構造ではあるのですが、ろ過に押し出す圧力が必要なので、重力落下ろ過はできません。

しかしながら、日本では2014年の発売開始からAmazonではすでに約18,000の評価数のベストセラー。安心です。

ソーヤー ミニとマイクロスクイーズの違いは? グラビティシステム(重力落下ろ過)

ベストセラー、ソーヤーミニは押し出しが必要だが、スクイーズフィルターは重力ろ過、グラビティシステムを導入し、2012年にアメリカアウトドアギア雑誌の、エディターズチョイスを受賞。

更にスクイーズフィルターを小型化したのが2019年マイクロスクイーズフィルターで44gまで軽量化しています。

カタダイン(KATADYN) フィルター付きの専用ボトルで飲みやすい

カタダイン(KATADYN)BeFreeは専用のソフトボトルで、押し出し不要、軽量でスイスイ飲める。

その流量は2L/1分と画期的で、世界アウトドア展示会ISPO Award 2017Gold Winner受賞、米アウトドアギア、エディターズチョイスも受賞。

ソフトボトルは42ミリ口径で、600ml、1L、3Lの3種。フィルターは交換式で単体の販売(5,610円)もある。ソフトボトルの値段も込と考えるとオトク。世界各国の軍隊、公共機関でも導入され、信頼性も高いです。

5つも受賞しているスゴイ商品 photo from insta

実績もありますけど、カッコいいですよね。

メーカー、カタダイン(KATADYN)はスイスのアウトドアメーカーでストーブで有名なオプティマスの親会社でもある。

国際展示会ISPO 世界中から集まるアウトドアギアの展示会。2019年は日本のSOTOストームブレイカーISPO Award 2019 Winner受賞。ちなみに、ストームブレイカーはガソリン、ガスどちらも使えるストーブ

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携帯浄水器 使いやすさの向上のカギは生水を入れやすいかどうかだった。

口が大きく開くので浅瀬でもラクに入るCNOCボトル

地表をチョロチョロ流れるような浅瀬の水を想像してみると、ペットボトルのような形状だと生水をボトルに入れにくいことがわかります。

先にあげたコノックボトルは口が大きく平たく開くので、浅瀬の水も貯める事もでき、洗いやすいので、

携帯浄水器とのペアでの使用者が多く、世界的に携帯浄水器メーカーの信頼を得ているとの事。

CNOCボトルには28ミリペットボトル径と42ミリ径があり、CNOCオフィシャルサイトに

28ミリにはSawyer Squeeze, Mini, or Micro, the LifeStraw Flex, and the HydroBlu Versa Flow対応、42ミリにはBeFree対応とハッキリ明記されている。

携帯浄水器 値段は手頃?

ヴァーサフローは4000円ほどで入手可能。ソーヤーと同じくらい。セイシェルは8,580円、放射性物質まで取り除くのがウリ。カタディンBeFreeは7000円前後、モンベル(グレイル社)は登山隊ベースキャンプ的な使用を視野に入れている。ウイルスにも対応の本格派なわりに安い(8,778円)。

携帯浄水器の除去能力 大腸菌、ウイルス、放射性物質…

ソーヤー、ヴァーサフローは携帯浄水器常用が基本のアメリカで支持率が高く、ロングトレイラーの実用したレビューが多い。

カタダインは数々の賞を受賞していることもあり、ヨーロッパでは強い。これらフィルターは中空糸を使い、穴は0.1nmで同じ。生水を一定方向に濾過する。メーカーは違えど、大腸菌、エキノコックス等を取り除く力はほぼ変わらないようです。

活性炭フィルター等と併用するタイプは、中空糸では濾過できない化学物質などを炭に吸着させるので、味、臭いが良いとされます。

セイシェルはヤシの実フィルターと併用し、0.1nm以下の放射性物質も吸着するとの事。活性炭、椰子の実フィルターは一定の濾過で交換が必要。BeFreeは1000Lが目安で、あまり心配は要らないと思います。

携帯浄水器でウイルスは除去できるの?

大きさで比べるのが一番わかりやすい。中空糸フィルターの穴は0.1㎛

スギ花粉が30-40㎛

エキノコックス30㎛

PM2.5が2.5㎛

大腸菌で0.4㎛

コロナウイルス約0.1㎛

中空糸フィルター0.1㎛=N95医療用マスク

インフルエンザウイルス0.08–0.12㎛

ノロウイルス0.38㎛

コレラ菌で0.3㎛

パルボウイルス0.2㎛(最小のウイルス)

中空糸フィルターの穴が0.1μm、残念ながら、一般的携帯浄水器はウイルスに万全とは言えない。

しかし、この性能で十分なのではないか?

実は中空糸フィルターには0.04μmの一桁上も存在。

大腸菌類、北海道のエキノコックスに対応しているのはどのフィルターも同じ。大自然の中の危険物は中空糸フィルターで排除できると考えて良いそうです。

逆に、活性炭フィルターが必要になるのは、油、農薬等を含む化学物質など。軍隊での支給品としてはセイシェルが有名。

そこまでの浄化能力は必要としないと考えるか、臭いの原因を吸着して美味しくできる能力を買うと考えることもできる。ヴァーサフローはコレが追加できる構造なのも嬉しい。

携帯浄水器のメンテナンス性

ヴァーサフローはポンプ等道具なしで、水道水による逆流。簡潔。フィルターの横が透明なので、中の中空糸が見え、安心。半永久的に使えるわけではないが、十分なろ過能力がある。

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ソーヤーはメンテナンスに専用の注射器が必要で、コレの持ち運びが面倒だと、一週間以上山に入るロングトレイラーたちに不評で、ヴァーサフローがソーヤーに変わっておすすめされる大きな理由になっているように見えます。

カタダイン、セイシェルは活性炭の吸着量を超えると浄化ができなくなるため、フィルター交換が必要。

機能を追加できる携帯浄水器 VersaFlow with Activated Carbon Filter

IN-OUTで、両口ペットボトル径、ハイドレーションチューブ連結が可能なのは中空糸フィルターのソーヤーミニとヴァーサフロー。

このペットボトル径28ミリでカーボンフィルターがヴァーサフローから販売され、ヴァーサフローユーザーのみならず、ソーヤーユーザーからも人気とのことだが、まだ日本では発売されていません。

VersaFlow with Activated Carbon Filter - HydroBlu

追加というシステムは、消耗品である活性炭フィルターを交換しつつ、中空糸フィルターはカンタンメンテで長く使えるので、とても良いシステム。ヴァーサフローをすでに持っていることもあり、アクティベイテッドカーボンフィルターを個人輸入してみました。珈琲店の店主と、私で味の違いなど、ブログを投稿したいと考えています。

まとめ 携帯浄水器は目的に応じて選ぶべし!

サイズ、値段、メンテ、拡張性、安全性…ヴァーサフローが私の一押しに至りました。カーボンフィルターで美味しくなるというのが、ダメ押しでした。

世界最強:安全性ならセイシェル。カルキ臭も取れるので美味しさも折り紙付き

おしゃれにスマート:カタディンBefree。女子にも似合う素敵なボトル、スイスイ飲めるアワード商品

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