メスティン、ストームクッカーに限らず、焚火や直火、無水アルコールでクッカーの鍋底に洗っても落ちない煤汚れがついた時の対処法です。
目次
- ブッシュクラフト、焚き火、BBQなど不完全燃焼でススが付いて落ちない
- アルコールストーブで誤って無水アルコールを使っても煤ける
- 台所用洗剤では落ちない。クレンザーは絶対ダメ!
- アルミのスス汚れはクエン酸で煮る。
- クエン酸は表示通りに溶かして大きめの鍋で20−30分煮る
- 見た目変わらないが、ヨゴレが簡単に削れる様になる
- ヨゴレがひどければ2回、3回とやればいい
- 直火、ブッシュクラフト的にはステンレス素材
ブッシュクラフト、焚き火、BBQなど不完全燃焼でススが付いて落ちない
ガスコンロを使ってる場合、鍋の外側が汚れることはまずありませんが、焚き火、BBQでは煤ススが鍋底を真っ黒に染めることがよくあります。そして、そのススが洗っても落ちずにまだらに残ってしまうのです。
アルコールストーブで誤って無水アルコールを使っても煤ける
トップ画像の汚れの原因は、アルコールストーブの燃料。
燃料用アルコールと無水アルコール間違うとこういうことになる…。
初めてのヴァージンストームクッカーに点火し、黒いケムリを視認した時はやってしまったと諦めました。
台所用洗剤では落ちない。クレンザーは絶対ダメ!
台所用食器洗剤で煤けた鍋を洗うとトップ画像のような汚れが残ります。
スポンジの泡で落ちないのなら、クレンザーを使いたくなる人が多いと思いますが…クレンザーは研磨剤。柔らかいアルミの表面も一緒に削ってザラザラにしてしまい、更に汚れが付きやすくなってしまいます。
アルミのスス汚れはクエン酸で煮る。
酸の力で落とすのが疲れず、アルミクッカーを傷めない。クエン酸があればベスト。なければ、レモン、ポッカレモンでも良いらしいです。
ポイントはアルミって事。柔らかく、アルカリ性に弱い。なので、クレンザーのような研磨はダメ出し、重曹は頑固汚れによく出てくるけど、アルカリ性なのでダメ。
300円で買える、高いモノではないので、買っておくとよいでしょう。
クエン酸は表示通りに溶かして大きめの鍋で20−30分煮る
酸っぱい匂いが立ち込めて、いかにも効きそうな感じになるが…残念ながら、劇的に汚れが剥がれるほどの変化は無い(笑)
30分ほど経過して鍋を裏返すと、変化がないように見え…箸でこすってみると…
見た目変わらないが、ヨゴレが簡単に削れる様になる
菜箸で軽くコスるだけで黒い汚れが削れるようになります。
そうなったら、クッカーをスポンジの硬い方でコスって…
一部、コスっても落ちない根の深いところがありましたけど、ワタシ的には見えない鍋の裏なのでOKとしました。
ヨゴレがひどければ2回、3回とやればいい
鍋を磨くのって根気とチカラではない。間違うと疲れるし、余計にヨゴレがつきやすくもなる訳で、
せっかく買ったメスティンやブッシュクラフト用に用意したトランギアケトルも要らないモノになってしまうかもしれません。
お風呂に入る前に沸かしたクエン酸に浸けて缶ビールでも飲みながら菜箸でヨゴレが落ちるようになったかつつくのが科学的大人のアルミクッカーとの付き合い方?
直火、ブッシュクラフト的にはステンレス素材
焚火が特別なものになって来たなと感じます。焚火台を使わないと許されない風潮、ブッシュクラフトの流行、チタン素材からアルミ、ステンレス素材への回帰…。ステンレスの水筒を直火用に売っているのにはちょっと驚きました。何が自分の目的に合っているのか、じっくり調べるのも楽しみ。スマホですぐに検索結果が出てしまうからかもしれませんねー。