お手頃水筒ペットボトル国内最軽量は一般PET半分以下

最軽量にこだわる。今回はペットボトルです。登山者の多くが複数本のペットボトルに水を入れて使いますよね。

何気なしに飲み終わった空のペットボトルを使う人がほとんどだと思うのですが、実は結構重量差が生まれるのです!

水筒といえば…正直、飲み終わったペットボトルでしょ。

サーモスなど保温機能を持った水筒と、手軽に持てる容器ペットボトル。

周囲に転がっていた500㎖ものを計ってみた。ウィルキンソン29g、ソルティライチ29g、コカ・コーラゼロ27g。一般的には27-30gほどか。

500㎖の最軽量を検索すると…

2007年「ポカリスエット」500mlペットボトル 日本で初めての『陽圧 ...だそうです。データーが2007年と古い。私個人的に軽い、薄い、ペコペコぺペットボトルの印象「いろはす」を検索↓

軽い!コカ・コーラ社いろはす 2009年国内最軽量500㎖12g 

軽いペットボトルというと、私がすぐに思い出すのはコカ・コーラ社の「いろはす」。ペコペコ薄くて、飲み終わった後はぞうきんを絞るようにクシャリとコンパクトになるのは衝撃的でした。素材の薄さゆえ、やや薄すぎて耐久性に不安はあるものの、軽さがうれしい山との相性は良い。そこで、いろはすのペットボトルについて調べてみると…

新ウォーターブランド「い・ろ・は・す」国内最軽量PETを採用 2009/04/23 当ブログ大好きな最軽量に遭遇。国内最軽量12gのペットボトル 「ecoるボトル しぼる」 しかも520ml ふつうの500㎖のペットボトルの重量の半分以下というのは驚きです。今年は2020年でして、10年以上前にこんなに軽量化していたとは…知りませんでした(;^ω^)

さらに調べを進めると、2015日本パッケージングコンテスト最高賞の記事を発見。2リットルで29gなんと、先ほど私が計測した500㎖炭酸系のPETボトルと同じ重さ。2015年のパッケージコンテストの最高賞の授賞理由には「最軽量」は無い。つまり、2015年にはコカ・コーラ社は首位ではなくなったことを意味する。

この最軽量に対するメーカー発表はテント、バーナー類も一緒。ココはしっかりとペットボトルの最軽量を探さねば…

2013年「南アルプスの天然水」サントリーの逆襲 500㎖11.3g

登山者にとって「南アルプスの天然水」は人気が高い気がする。宇多田ヒカルのCMが「山にいざなう」からだろう。↓TVCMのロングバージョン

https://youtu.be/q8qlmbb5vX4

2013年の雑誌の記事にサントリーのいろはす越えの記事を発見いたしました。

以下、経済紙BOSS記事より抜粋。

サントリー看板の「天然水」最軽量、つぶしやすさがキモ

ペットボトルの軽量化競争はまず、2リットルボトルからスタートした。5年ほど前(2008年)は40グラムが最軽量だったのだが、サントリー陣営は3年前に持ちやすさを損ねない形状で36グラムまで軽量化を進め、今年2月にはさらに30グラムを切る、29.8グラムのペットボトルを投入(2013年)している。

主戦場は、やはり500ミリリットル市場のほうだ。この市場でプレゼンスを高めていたのが前述の「い・ろ・は・す」である。ペットボトルの重量は12.4グラムと最軽量で、飲みほした後、ペット容器を簡単につぶせるように設計されたことが、リサイクルや環境意識の高まりの中で話題になった。

11年に、それまでの25グラムから一気に13.5グラムまで軽量化した時もすごく苦労したんですが、今回はそのハードルも超えて、11.3グラムという最軽量を実現

ラベルデザインや水源地を前面に出すだけではリニューアルポイントとしては弱い。そこで改良点として加えたのが、「植物由来原料を30%使用した独自開発の国産最軽量ペットボトルの導入」だった。

ブラジルのバイオエタノール用のサトウキビを原料とした、植物由来原料の安定的な調達が実現。結果、常時、原料の30%が植物由来原料のペットボトル製造が可能になった。従来は石油由来原料に負うところが多かった。常時、原料の30%というレベルは「い・ろ・は・す」ではまだ達成できていない。同社の新聞広告の宣伝コピーを見ても、「容器にはシンボルである、植物由来原料を一部(5~30%)に使用した」とされ、使用数値に幅があるのが現状

抜粋終わり。

激しい容器バトルがコカ・コーラ社とサントリーで行われていたのが良く分かります。それぞれコスト削減と環境配慮。自然由来のバイオエタノール使用など、トータルでの環境配慮はサントリーが2013年の時点では進んでいたことが分かります。

2019年KIRIN2Lペットボトルの国内最軽量を更新!2リットル28.3g

当社は、従来より環境負荷低減を目指した活動に取り組んでおり、環境配慮型容器の開発では、2003年6月に「アルカリイオンの水」2L ペットボトルに「ペコロジーボトル」を導入し、従来の63gから42gまで軽量化しました。2Lペットボトルにおいて現在国内最軽量※1である28.9gを、口部軽量化によって28.3gへと削減し、国内最軽量を更新しました。このペットボトルは、今年4月より「キリン アルカリイオンの水」で使用を開始します。当ペットボトルを導入することで、年間約107トン※2のペット樹脂と約375トン※12019年3月20日(水)現在※2のCO2削減が可能

ペットボトルの軽量化の推移

発見!2Lペットボトルの国内最軽量を更新!2019年3月20日 より以下抜粋

抜粋終わり。

2リットルペットボトルのみの話の様ですが、KIRINが2019年最軽量と、ようやく今、2020年もそうであろう発表にたどり着きました。

2003年まで63g→2003年43g→→2019年国内最軽量28.9g→2019年3月国内最軽量28.3g

2リットルのペットボトルの最重量63gと最軽量28.3gの差は34.7g 半分以下ですね。

決定!国内最軽量ペットボトルNo.1は…

2019年で2リットル国内最軽量を発表したKIRINのホームページのプレスリリースを検索しても500㎖ペットボトルはヒットしません。ゆえに、

500㎖ペットボトル国内最軽量はサントリーの「南アルプスの天然水」の容器11.3g

2リットルペットボトル国内最軽量はKIRIN「アルカリイオンの水」の容器28.3g

3リットルを南アルプスの天然水500㎖で持つ、持たないで最大100g以上の差。

3リットルを全て500㎖ペットボトル国内最軽量、サントリーの

南アルプスの天然水500㎖で用意した場合、11.3g×6=68.7g

ワタシの部屋にあった500㎖ペットボトル最重量29g×6=174g

174-68.7=106.2g

2リットル持つならKIRIN2リットルで28.3gが圧倒的に軽い

2リットルペットボトル国内最軽量はKIRIN「アルカリイオンの水」の容器28.3g

南アルプスの天然水500㎖で用意した場合、11.3g×4=45.2g

45.2-28.3=16.9g

カンタンに子供でもつぶせる。キリンの取り組みは地球にやさしい。自然を楽しむ我々はこういうメーカー商品を選ぶのも環境配慮につながる。

まとめ!ペットボトルはタダの空容器ではあるけど、選ぶと差が出る

ワタシは使い勝手で、凍らせたり、ザック重量配分コントロールがしやすい500㎖を好んで使ってきたのですが、空ペットボトル6本で100g以上の差が出る結果に、軽いペットボトルを選んで使おうと考えを改めました。メーカーの開発競争でこんなにも軽い、使い捨てられるペットボトルに重量差が生まれ、原材料削減、地球環境保護までつながることを知ると、ちゃんと選んで、ゴミになる前にもう一度使ってから使うことが、気持ちいいかなと思いました。

2リットルはプラティパスよりアルカリイオンの水が軽く、安い事実。

2リットル28.3gも見直します。容量が多い2リットルペットは山にもっていきませんでした。中身が減ったときにタポンと、歩みと違うタイミングで荷が揺れるし、空容器が邪魔になるからです。しかし、今は簡単につぶせるので、プラティパス感覚に近く使えると予想。次回の山にはアルカリイオンの水を一本買って持っていこうと思うます。

↓プラティパスの2リットルなどがコンパクトになり、漏れないし、持ち手があると便利ですよね。重さは2リットル用で50g

↓こちらはシンプル最軽量タイプでMax2.5リットルで重さ36g

ペットボトルのウルトラライトギアメーカー、サントリーとKIRIN

…飲み終わった空容器の方が、圧倒的に安く、軽く、便利ではないか…かなり、すごいことです。1985年に日本初ペットボトルが登場して、水筒革命が起きて、サーモスなどの保温性も、軽量化も進み、実に多種多様な水の携帯ができるようになりました。

1985年日本初のペットボトル発売のコカ・コーラ社HPより

ゴミとして捨てられるペットボトル。2020年の今、実は軽く、強く山向きに進化していました。自信をもってエコしてます!そして、最軽量密閉容器なのだと、言い切れる。ウルトラライトギア サントリー「南アルプスの天然水」500㎖容器とKIRIN「アルカリイオンの水」2リットル容器と書くとなんだか変な感じですね(笑) まだまだ進化するのでしょう。期待して、しっかりタダで荷物は軽くして恩恵にあずかりましょう!

国内最軽量は12.4g。さて、世界最軽量は…?さらに上をいく猛者がいた…!

入手可能と、世界最軽量は異なる。この20年近くで劇的に軽くなったペットボトルなのに、世界にはもっと軽いモノがあるのか??というと、答えはYES。現在製造メーカーに直でメール問い合わせ中。乞うご期待!

-アイテム日記, 世界最軽量ギア
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