サーモスの弱点。それは塗装。どういうわけか、塗装が弱いと思います。
だったら剥がしてしまえばステンレス外装でキレイに使えるのではないかとホームセンターで買ってきた剥離剤で剥がしてしまいましたというブログです。
剥離剤の使い方、注意点、さりげなくサーモスのロゴを残して剥離するやり方をまとめましたので、サーモスのハゲに困っている方に活用していただければ幸いです。
劇的リニューアル ハゲ⇒山専用風ステンレス外装
この↑写真を見てください。下はまるで新品。ステンレス外装で山専用ボトルに大変身。
どうやるか…技術も根気もいりません。
ホムセンで剥離剤を買って、塗って放置してください。
「thermos」のロゴを残すにはひと工夫要りますが…追って説明いたします。
目次
- 劇的リニューアル ハゲ⇒山専用風ステンレス外装
- 悲惨なサーモス
- サーモスはハゲやすい?
- 憧れの山専用ボトル
- ハゲが気になるから、全て剝がす剥離剤を使う
- リニューアルの仕方①剥離剤を塗る前に…アブラを除去
- リニューアルのやり方② 剥離剤を塗る!
- リニューアルの仕方③ 30分ほど待つ…
- リニューアルの仕方④ 弱った塗装を削り落とす。
- ビフォア/アフター比較。見違える仕上がり!
- すばらしい!想像以上に美しい。ニセ山専ボトル完成!
- 重要!サーモスのロゴの残し方
- まとめ
悲惨なサーモス
ここまでハゲるまで、ふつうは使わないですよね(笑)
塗装が理由でサーモスを買い替えるひと、多いのではないでしょうか?
大事にしていたから凹みはなく、保温性も問題ないのに、なぜか…艶を失い、ハゲて、お家用になっていくサーモスがどれだけ多いことか…
私の使い方が悪いのか?と思ったのですが、どうもそれだけではないようなのです。
サーモスはハゲやすい?
サーモスの750ml新品未使用を探していた時のことです。「ハゲあり」「中はキレイですが外装に難あり」 という商品が多いのです。
タイガー等、他メーカーですと、アタリ、凹みアリは当然あるのですが、塗装の「ハゲ」率がサーモスには多い気がします。
サーモスは…保温性、軽さ、デザインが好き。そして消耗品の交換部品がいつまでもある。だから私は長く使え、信頼できるサーモスを使っています。
ただね…塗装ハゲには要注意です。塗装の無いタイプを選ぶか、ケースに入れるか、優しく扱ってあげてください。調べると、結構、塗装がね…という書き込みがあります。
純正ケースは保温力も高まるアイテム
私は山に限らず、職場でもサーモス500mlを使っています。キズが気になるようになってから、傷を隠すためにサーモスの純正ボトルカバーを入手しました。副産物として保温性が高まりました。見かけ一新はもちろんの事、滑り止め効果、保温力アップでサーモスが長く使えるきっかけになりました。 手ごろな価格ってのもイイ。
↑カラーバリエーションもあり、気分一新です。100均や上記リンクのノンブランドの水筒ケースも選択肢としてアリですね。
憧れの山専用ボトル
ハゲが気になったら最後。山専用ボトルを買ってしまう人がほとんどでしょう。でもね、保温性にさほど問題がないのに、ハゲたサーモスを捨て、新品を買うのは自然を愛するものとしてどうなん?
ハゲが気になるから、全て剝がす剥離剤を使う
ホームセンターにら剥離剤というモノがありまして、塗装を浮かせてはがすことができる溶剤があります。
スッキリ金属外装にしたら新型の山専用ボトルっぽくなるではないか。どうせ失敗しても専用ケースで隠せばいいだけ。やってみることに。
剥離剤はホムセン塗料コーナー
ホームセンターで塗料のコーナーに剥離剤はありました。あまり考えず、最小の100mlを800円ほどで購入。結果としては足りました。Amazonですと、300mlの方が明らかにお買い得みたいですね。
ブランドロゴ等、塗装を残したいところがある場合はマスキングテープで覆うと剥離剤から守る事ができますので、マスキングテープを買っておくといいですよ。マスキングテープも塗料、スプレーなどのコーナーにある事が多いです。
リニューアルの仕方①剥離剤を塗る前に…アブラを除去
良く握る場所が禿げている。キズやへこみは無い。一皮剥いてスキンヘッド美を!
剥離剤を塗る前にアルコールで油性分を取っておくとよいです。
リニューアルのやり方② 剥離剤を塗る!
全面塗装をはがしても良いのですが、「THERMOS」のブランドロゴだけ残したかったのでセロテープをロゴに3回ほど重ねて張って周りをカッターでフチをカット。
ホントは確実性を重んじてマスキングテープでやりたかったのですが、買い忘れてしまいました(;^ω^) 結果大丈夫でしたが、マスキングテープをお勧めします。
容器の使い方にも書いてありますが、5~30分で塗装が浮いてきます。剥離剤はねっとりとした薄いクリーム色。
溶剤のニオイですけど、思ったより強くない。ムカシはもっと臭った気がします。
それを歯ブラシで塗りたくって、10分ほど置いたら…ムクムクと浮いてくる。気温で時間は変わると思うので、30分待つのがオススメ。
リニューアルの仕方③ 30分ほど待つ…
歯ブラシでこすると簡単に塗装が剥がれます!ハゲ周辺は早く、ボトルの上下は浸透に時間がかかっているようでした。30分ほど放置。
リニューアルの仕方④ 弱った塗装を削り落とす。
使用法にも30分とあったので放置し、歯ブラシで剥離剤を落とします。簡単に取れるところと取れないところが…
…剥がれた塗装と残っている塗装がわかりにくくなり…一度水洗い。
歯ブラシではなかなか取れないぞと悩んでいると、残っている塗装が爪で剥がれるほど弱まっていることが判り…ステンレスの本体を傷つけないようにプラスチックの定規の端で削りました。
最終的に、うっすら色が残ってるところは台所のスチールたわしでカンタンに落ちました。
ビフォア/アフター比較。見違える仕上がり!
ロゴはちゃんと残りました!ロゴがないと印象も変わりますよね…
すばらしい!想像以上に美しい。ニセ山専ボトル完成!
残念なハゲボトルは潔いステンレス外装に生まれ変わりました。ただ剥がしただけなのに!ステンレスの光沢に感激です!
剥離剤でこんなに清々しい美しさを再び手に入れることができるとは驚きでした。これだけ綺麗なのは金属の表面がきれいに加工されている製品だからでしょう。さすがサーモス!
剥離作業を振り返って
作業の効率化を考えると、塗装面にベタベタと剥離剤を塗ったら、揮発を防ぐためにラップで包んで、30分置いてから、歯ブラシ→水洗い→剥がし残りの仕上げを定規&スチールたわしが良いと思います。
ラップで包むことで少量の剥離剤を揮発させないまま、ムラなく塗装面をはがせるのではないかなと思うのです。
ちなみに、今回使用した剥離剤₍水性₎の量は70ml₍全量は100ml₎ほど。ベタベタと新聞紙の上で塗りたくった結果です。剥離剤は床などに着いたらワックスなど一撃でやられるでしょうから、新聞は多めにひいたほうが良いですよ。もちろん衣類も跳ねるとどうなるかわかりませんのでご注意ください。
重要!サーモスのロゴの残し方
THERMOSのロゴの部分は剥離剤の前にセロテープで保護しました。ロゴが消えたら無印良品のパクリに見えそうで…悲しいでしょ?
小者の知恵です。自作のモノって、勝手にメーカーロゴを付けたりはイカンだろうけど、残すなら問題ないでしょう。
ホントはこういうのはマスキングテープを使うのが常識でしょうけど、手元になかったんで…セロテープで強行。
もし、コレを読んでされるなら、剥離剤を買うときに、マスキングテープ買ってください。やはりロゴがあるほうがデザイン的にいい。
うーん美しい!一番古い750が新品の様。ボトル上部のプラスチック部品は長年構造が変わらず、現行モデルと同じ。交換パーツがAmazonでも買えるのはありがたい。
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いくつもの山にコイツをもって、無事に帰れる御守りにするのだ。
500は純正ボトルケースに入れてハゲ隠ししています。コレもスッキリ見えて、軽く、保温性も高まるのでお勧めですよ。
まとめ
剥離剤の作業が解ってしまえば、たぶんトータル1時間もかからずに塗装が剥げたサーモスボトルの剥離剤ピカピカリニューアルは完了できると思います。塗って放置30分、カンタンで効果はご覧の通り絶大です。新品を手に入れたような気分で、末永く使おうと思います。
剥離に800円かかりません。古いサーモス、買い替える前に、金属外装にしてみてはいかがでしょうか?