メスティン、ストームクッカーに限らず、アルミのクッカーの鍋底に洗っても落ちない汚れがついた時の対処法です。
ブッシュクラフト、焚き火、BBQなどススが付いて落ちない
ガスコンロを使ってる場合、鍋の外側が汚れることはまずありませんが、焚き火、BBQでは煤ススが鍋底を真っ黒に染めることがよくあります。
そして、そのススが洗っても落ちずにまだらに残ってしまうのです。
アルコールストーブで誤って無水アルコールを使っても煤ける
トップ画像の汚れの原因は、アルコールストーブの燃料。
燃料用アルコールと無水アルコール間違うとこういうことになる…。
初めてのストームクッカーに点火し、黒いケムリを視認した時はやってしまったと諦めました。
台所用洗剤では落ちない。クレンザーはダメ!
台所用食器洗剤で煤けた鍋を洗うとトップ画像のような汚れが残ります。
スポンジの泡で落ちないのなら、クレンザーを使いたくなる人が多いと思いますが…クレンザーは研磨剤。
柔らかいアルミの表面も一緒に削ってザラザラにしてしまい、更に汚れが付きやすくなってしまいます。
アルミのスス汚れはクエン酸で煮る。
泡で落ちないヨゴレは酸の力で落とすのが疲れず、アルミクッカーを傷めないです。クエン酸があればベスト。なければ、レモン、ポッカレモンでも良いらしいですが、百均にクエン酸はどこでも売っていますので、ひとつ持っておくことをお勧めします。
ポイントはアルミって事。柔らかく、アルカリ性に弱い。なので、クレンザーのような研磨はダメ出し、重曹は頑固汚れによく出てくるけど、アルカリ性なのでダメ。
300円で買える、高いモノではないので、買っておくとよいでしょう。百均で十分ですけどね。
クエン酸は表示通りに溶かして大きめの鍋で5分-20分煮る
酸っぱい匂いが立ち込めて、いかにも効きそうな感じになるが…残念ながら、ノータッチで劇的に汚れが剥がれるほどの変化は期待してはいけません。
5分ほど経過して鍋を裏返すと、変化がないように見え…箸でこすってみると…とれます!
見た目変わらないが、ヨゴレが簡単に削れる様になる
菜箸で軽くコスるだけで黒い汚れが削れるようになります。
そうなったら、クッカーをスポンジの硬い方でコスって…
食器用洗剤ではいくらゴシゴシやってもとれなかった黒い汚れが落ちてゆくのは快感。
一部、コスっても落ちない根の深いところがありましたけど、ワタシ的には見えない鍋の裏なのでOKとしました。
ヨゴレがひどければ2回、3回と繰り返す。
鍋を磨くのって根気とチカラではないってことです。間違うと疲れるし、余計にヨゴレがつきやすくもなる訳で、ちょっと手間ですけど、放置プレイが効きますのでやってみてください。
まとめ クッカーの特性に合わせた洗い方がポイント。
アルミクッカーの汚れ落としのポイントはアルミが柔らかく、クレンザーが使えず、アルカリに弱いので重曹が使えないところでした。逆を言いますと、クレンザーでゴシゴシ洗える、重曹も使えるのはステンレス。チタンはアルミと同様、傷がつきやすい、薄いのでガシガシ洗うと変形しやすいので気を付け、酸性のクエン酸が良いそうです。