コクーン社の多種多様のインナーシーツの中に防虫効果があるものがあります。インナーシーツの繊維に防虫効果を持たせたといいうもので、70回洗濯しても効果が持続し、素材ごとのcocoon社の防寒性能も兼ね備えるとのこと。つまり、シルクであれば、夏はひんやりタッチで涼しく、防虫効果があって、冬は防寒+5.3℃も備えたインナーシーツとなるわけです。
Insect Shield insect protection/昆虫シールド
cocoon社の防虫機能付きはインナーシーツのみならず、ヘッドネット、蚊帳、シーツ、パジャマなど8ジャンル。インナーシーツは素材がコットン、エジプト綿、クールマックス、シルクの4種の展開。うえの画像はcocoonホームページからで、画面に入っていないのがエジプト綿のトラベルシーツで、XLとダブルもあり、計6種
さらに、エジプト綿はライトブルーとサンドカラー、シルクはグレーとライトグリーンの二色。防虫シリーズでもコレだけ選択肢があるラインナップはCOCOONがインナーシーツの世界的なメーカーであることを表している。
Insect Shildとは？インセクトシールド社の技術
cocoon本家ホームページの説明です。
Insect Shieldは、蚊、ダニ、アリ、ハエ、ノミ、チガー、ミッジを撃退します。それらの多くは、マラリアやライム病などの危険な病気を運ぶ可能性があります。
ビルトイン：有効成分は、特定の種類の菊の植物に見られる天然の防虫剤の人工バージョンです。
長持ち：アパレルは70回洗濯しても効果的な撥水性を維持します。ギアの撥水性は、太陽と雨に常時さらされてから6か月間続きます。
便利：再適用する必要がない、目に見えない無臭の昆虫保護。
テスト済み：米国環境保護庁（EPA）によって登録されており、妊娠中または授乳中の女性およびあらゆる年齢の子供が使用できます。
良いことだらけ(笑)
蚊、ダニ、アリ、ハエ、ノミに効くのはありがたい。赤ちゃんや妊婦さんでも使用できるという事は、敏感肌に方も安心ですし、虫を媒介とする病気の危険も回避できると考えると、特に海外旅行では安心ですね。コレは登山に限らず、旅行好きの方へプレゼントにも良いかも…。
8/10追記 インセクトシールドジャパンが日本にもありました。説明はこちらが分かりやすいうえ、多種多様な商品開発もされているようです。インセクトシールド技術の発端が米軍の防虫対策からスタートしているのはギアマニアウケするネタでしょう。
COCOON公式 素材別温度チャート
防虫効果のInsect Shildであっても保温効果は素材別のチャートが適用されるとのこと。シルクは軽く、防寒+5.3℃は山用リップストックシルクと同様なのがうれしい。
リップストックシルクを実際に使用してみると冬は+5.3℃が効き、夏場は熱伝導率の高さからひんやり感じるのがシルクの不思議なところ。選択のしやすさと軽さを兼ね備えたエジプト綿も夏場には魅力ではあるが、通年で使いまわす事を考えると「冬は暖かく、夏は涼しい」快適な天然のエアコン素材シルクがいいでしょう。
シルクについてはこちらのサイトが分かりやすく、一部言い回しをパクらせていただきました。絹ってスゴイねぇ。
Insect Shield IST63 と IST91がシルク防虫モデル。
防寒、軽量、湿度コントロールから、シルクが一番高機能である事は間違いない。
シルクを掘り下げて調べます。型番がそれぞれ違うのは色の違いだけなのか？cocoon本社にメールにて問い合わせ中。
翌日、オーストリアのコクーンオフィス、ジョセフさんから回答が来ました。
The difference is only the color:
IST63 is in color “rhino” (dark grey color shade)
IST91 is in color “vine” (vine green color shade)
With best regards,
ハイ。型番の違いは色の違いだけとハッキリしました。
IST63/IST91 使用サイズ210 x 86 cm 収納サイズ14.5 x 7 cm 重さ160グラム
サイズは以下のよう(以下cocoon HPより）
IST63はグレー
高品質なシルクはダウンサイジングと軽量化のメリットがあります。シルクは呼吸することができ、よく変化する気温に反応し、あなたの肌に優しいです。シルクは熱帯地方では涼しく、山岳部では温かく快適です。
IST91はライトグリーン
買う前に要チェックの洗い方
洗濯の仕方は私の使っている山専用リップストックシルク製エクスペディションライナーSMX-RSシリーズと同じ記述↓
なので、汚れたらおうち洗いで大丈夫→こちらがコクーン山用シルクインナーシーツを洗ってみたブログ いちいちドライクリーニングに出さなくてもイイ、お風呂でついで洗いができる手軽さは安心です。
まとめ インナーシーツを買うなら、防虫がある方がオトク！
Insect Shildの存在を知らずに山用スペシャル、最軽量リップストップシルクを買ってしまった。強靭な引張強度、防寒対策アイテムとして私の旅には欠かせないアイテムだが、防虫効果があって、保温効果も同じで、リップストップシルクとInsect Shildシルクモデルの重量差25g、値段もそれほど変わらないならば、Insect Shildのシルクを買えばよかったかも…とちょっと考えてしまう。
ひとまずの対策ならば、手ごろなコットンのインナーシーツに防虫スプレーというのも手。防虫スプレーについては次回ブログで。
いま、コロナが心配される世の中。忍び寄る虫だけでも排除できるなら、頼もしい存在です。それに、山小屋泊の毛布のダニも怖くなくなります。噛まれて眠れないってハナシ、よく聞きます。私、山にはかゆみ止め最強ステロイド系塗り薬持参です。しかし、噛まれないのが一番いい
↓山小屋泊でなければ見られない景色を、また見たいから、山小屋存続のためにも、買っちゃおうかな(笑)
Insect Shildは数多くの企業との提携を持っている
Insect Shildで検索するとInsect Shildのホームページに飛ぶ。Insectは虫、shildは盾だから、あら？虫嫌いの専門店？
面白いじゃないと思ったら、コクーンと同じマーク。技術提携している企業がたくさん。COCOONはもちろん、OMM、SEA to Summit、Buff...などなど。シャツ、帽子等いろいろあります。ワタシのメインテントは蟲の侵入を拒むメッシュすらないツエルト。Insect Shildとアライテントが結びついてくれないか？防虫効果のある世界最軽量簡易テント完成。メッシュは防虫効果で不要と言いきれたらクール。結構面白いタッグだと思うのですが。。。いかがですか？
