山専ボトルというステキなネーミングで、保温力の高さを売りにした商品。thermosに新たに750mlが出たと聞き、ちょっと欲しくなっちゃいました。

紅茶に、蜂蜜のレモン漬けでホットレモネード、ラーメンを作って食後にコーヒー…温かい物は山行を豊かにしてくれます。
そして、魔法瓶はお湯を持ち運べ、火器で湯を沸かす煩わしさを軽減できるアイテムですね。
湯沸し時間の短縮でスピードハイク、いや、日没までの歩く時間が稼げ、体温低下を防げると考えると安全面からも持って損はない。
まずは手頃なサイズとして500mlを購入する方が多いのですが…500ですとコーヒーお茶のみか、ラーメン一回の使用法になり、困りませんか?
もくじ
750mlって、使い勝手がいい
ラーメンは400-500mlのお湯が必要となるので、750mlはラーメンしてお茶も飲める良いところ。
特にロングトレイルや2、3人で山歩きの時に複数回のコーヒーブレイク、カップスープで栄養補給ができる余裕。


↑私の愛用しているthermosは山専用ではないノーマルの真空断熱ケータイマグ JNR-500。スペック調べたら保温力は6時間で68℃でした。山専用ボトルの750mlの保温力が同じく6時間で78度ですから、さすがだなあ。
保温力は確かに冬場のお昼も過ぎるとラーメン温度には低いかなと感じる事もありました。ある日の山仲間との山頂ランチ、寒い日にはこれでしょとカップラーメン。一緒に作っていたら、私のテルモスと山専用ボトルからのお湯の湯気の上がり方が違うんです。あんなに湯気あがって…なんだか向こうのラーメンの方がウマそうに見えてくるのがシャクでしたね(笑)
今のJNR-500にくらべ、山専用750mlなら6時間で78℃と今よりも保温力が10℃あがるのはハッキリ期待できる改善点です。
真空断熱ケータイマグ JNR-500に夏場は不満なし
確かに、真空断熱ケータイマグ JNR-500は保温力ではやや不満はありましたが…実は長年使ってきたのには理由があります。
何気に210gと軽い。ワンタッチでパカと飲み口が露わになってゴクゴクできるので、夏は保冷にも活躍。蓋を紛失する事がないメリットもあり不満ゼロ。それと、交換部品がしっかりと揃っていること。本体は販売終了になっていますが、口径の同じ部品があって安心なのです。
ちなみに、ワンタッチキャップではない回転式のフタのボトルもサーモスにはあるのですが、容量、重さ、保温力は一緒でした。
で、スペックを調べて判明したのですけど、実はこの上のサイズに750mlがあったのです。
ノーマル 真空断熱ケータイマグ JNR-751

thermosJNR-751 750ml 本体重量270g、6時間後保温力72℃
隠れた実力者 JNR-751
…山専用がプロテクター付きが360g、無しが330gと比べても270gと軽い。
保温力もソコソコあって山専用の6時間78℃に対して6時間72℃。中途半端といえば半端で、私の近隣のお店では見たことがありませんでしたし、サーモスのホームページでもグイグイお勧めしているわけでもないので全く知りませんでした(笑) 500か1リットルで、750はふつう探しませんよね。
真空断熱ケータイマグ JNR-751は 750mlで270g、保温力6時間72℃、山専用の値段のおよそ半額で購入できるというのはかなり優秀ではないでしょうか?
750mlのJNR-751と500mlのJNR-500ので値段とほとんど変わらないので、ますます 750mlのJNR-751 がお買い得ですね。
ノーマルのサーモス性能をフルに使う方法
沸騰したお湯をそのままサーモスに入れて、ザックにしまっていませんか?ソレダメです。その時点で中のお湯は90℃位まで落ちている可能性あります。サーモス自体が冷えていますから、沸騰した熱量が奪われてしまいます。なので、ヤカンで沸かしたお湯を一度サーモスに入れて、フタもして、中を温めて、ヤカンにお湯を戻し、再び火にかけて沸騰させます。この時、意外と再沸騰までに時間が掛かるモノで、ホントに90℃位になったりするんですよ。ワタシ、コーヒーを淹れるので、温度計で計って知っているんです。
サーモスを一度温めて、再沸騰をサーモスに入れて、温かい着替えで包んで、冬は外気の影響が少ないザック背中側にしまってください。家を出る前に沸かした熱湯がランチタイムにまだ熱いお湯で、80℃を超えている状況はノーマルサーモスでもできます。
山専用ボトルは900mlがお買い得の様です
実は山専用ボトルは750mlよりも900mlが安い(笑)
本体重量390g / 360g₍シリコンなし)って、750mlと30gしか変わらないのですね( ゚Д゚) うーん、販売価格で大きく迷ってしまいます(笑)
アレ…750mlはもしかして人気がない???それとも、デザインが古くなったから安いのでしょうか?私は重さと保温能力で選ぼうと思います。それに、ケースに入れたほうが保温性が高まりますから、あまりデザインは気にしません。
あと、結構塗装が剥げやすいし、ぶつけると凹むので₍山専用ボトルはステンレス外装なので少し違うかも)ネオプレン製のケースがあるほうが良いですよ。
サーモスの500mlは選べるデザインがうれしい
山専用の保温性の高さもわかりましたが、ノーマルの真空断熱ケータイマグの良さも再認識できた今回の調べ事。もう一つ見つけたのがサーモス限定デザイン。


ライバルはモンベルアルパインサーモ

登山用魔法瓶はネット検索ではテルモスの呼び名が定着しているだけあって山専用ボトルがモンベルのアルパインサーモに比べて圧倒的検索上位にヒットしますね。
モンベルがアンテナショップのみでの商品展開が主で、スポーツ用品店、販売店側、アウトドアサイトとのつながり量の差が透けて見える気がします。特にyamahackを見ていると山専用ボトルの対抗馬として比較だしてもいいんじゃないかと…。まるで山用はthermos社だけみたいな印象を受ける。
大事なのは実力。どうなのかな?と検索すると、多くのサイトで実際に山専用ボトルVSアルパインサーモ対決は行われているようで大差なし、お好きな方をという結論が多い模様です。一応スペックのせておきます。
モンベル 販売店がモンベルショップに限られる₍ネットショップアリ)
900ml 380g 6時間後保温力81℃ 4,500円税別
500ml 265g 6時間後保温力78℃ 3,500円税別
山専用ボトルと小差ではあるが、モンベルの方が軽く、保温力もあるようです。
お気に入りを見つけて山頂でも、街中でも心地よい温度で水分補給したいものですね。