Amazonでも災害用エアマットとして売られる、1350-1500円の簡便エアーマット。実は270gと軽く、厚み6cmで大地の凹凸をほぼ無くしてくれる優れもの。心配した耐久性は90キロの私が10回以上寝泊まりしても問題ナシ。非常用だが、ワタシは推します!
テント泊の快眠ポイントは背中のマットにある!
登山でテント泊の必需品、登山マット。快眠を大きく左右するアイテムだと気が付くのは、眠れない夜をいくつか経験してからではないでしょうか。
普段ベット、布団と違って背中がゴツゴツして、硬いのが慣れない。
マットに厚みがあると、全然違うと気が付いたら、ホントによく眠れるようになりましたよ。
快適=厚み≠R値 夏は最強!270g簡便エアマット
登山用のマットとなると、断熱性能R値と快適さが比例、重さが反比例するイメージがあるかもしれませんが、夏場は断熱性能は要らないと思います。厚みがあり、軽くて安い、高コスパが最強です!
夏に限ると、Amazonでも売っている、簡便エアーマットが最強だと私は思います。
マクラ付きがおススメ!
簡便じゃないスリーピングマットの種類は大きく3種
大きく三つ。かさばるが、パンクしないウレタンのクローズドセル、空気で膨らますエアパッド、 セルフインフレーティング(半自動膨張)で膨らむパッドと大きく3種。
コンパクト、断熱性、厚みと快適さはエアマット。ただし、高い。厚みは5-6㎝あるものが多い。
パンクしない安心、安価ならクローズドセル。しかし、厚みは3㎝前後で快適とは言いにくい。
ウルトラライト志向の方々に人気のモノもクローズドセル。厚みは1cmくらい。快適とは言えませんね。
セルフインフレータブルは空気を入れる労力が要らない。まだ使ったことはないが、断熱性に優れるが、重量がかさむイメージ。
3cmでは背中がゴツゴツ。6cmあると全く違う。
ワタシは厚み3cm程のポコポコ折畳みクローズドセルマット、厚み1cmのクローズドセルマット、セルフインフレーティングマットの使用経験から、いまは千円エアマットがメインになりました。
3cmのクローズドセルは穴の開くことが無い安心と安さで定番アイテムですね。平らなテントサイト であれば、十分快適な背中です。それはセルフインフレーティングも同様。
学生の頃からずっとクローズドセル。長く使えましたが、ゴツゴツした山のテントサイト ですと、3cmでは背中が痛かった。と
はいえ、厚みのあるエアマットは88キロのワタクシは確実に重さで穴をあけるだろうと思い、買いませんでした。
所が、1500円ならダメ元でイイやと買ってみたら…デコボコ解消。10回以上テント泊しても空気も抜けない耐久性もわかって、メインとなりました。
重さはどのくらい?
軽いと言われる重さはどのくらいなのか?
【650g以下限定】あなたはどっち派?スリーピングマット軽量順おすすめ10選
メジャーなアウトドア系サイトの記事のタイトルから、650g以下が軽量と呼んでいいのかなと思われます。
270g/1,500円 最強!災害用簡便エアーマット
と、いうわけで、夏場は断熱性が低くても問題がない、260gで厚みが6㎝の災害用簡便エアーマットが最強と結論。
信頼性は、各自、毎日使って安心するほかない(笑)
総重量1キロ以下の屋外泊セット
ウルトラライトテント泊セットが出来上がりました。
ツエルト&ペグ張り縄セット400g
ポリクロフットプリント40g
簡便エアマット270g
夏用寝袋キュムラスマジック125 245g
合計945g オレンジ色はビビイだが、重さに含んでいません。
3年前の夏、鳥海山前泊で使用。パンクすることを前提に、バックアップも用意しての使用を数回重ねましたが、意外と大丈夫⇒大丈夫と自信を深めました。
今はAmazonでも取り扱いがあり、Amazon choiceとは出世したなぁ(笑) 写真付き防災用品のパッケージになりました。
事実、Amazonレビューには熊本地震の被災地の体育館で1週間このマットを使用したレビューもありますので、実に安く、耐久性のある災害用エアマットであるわけです。
私が使いだした5年前はebeyで日本語表記の無いビニールマットの写真だけのそっけないモノでした。お値段は1,000円ほど。熊本地震で大活躍、Amazon choiceに昇格するとは思いませんでした。
極めて安いエアマット。どうせ穴が開いてダメになるだろうけど、この値段ならと使用して20回は寝てまだ使えている。
この20年で1番軽く、タフになった道具かもしれません。
夏場、ベストセラーのクローズドセル、サーマレストより寝心地は明らかに快適。安い軽い快適で満点。若干、寝返り時に音がしますけど、私は気になりません。
2020.03.10追記:軽量コンパクト優先時にはやはりコイツです。北アルプス縦走を考えての丹沢縦走でも使用予定。
2023.10.15追記:防災用、車中泊用として常備。いまだに愛用しています。
簡便エアーマットは快適でウルトラライトだが、断熱性がない
6㎝の厚みで凸凹地面の影響は全く受けません。90㎏近いワタシの体重でも20晩以上耐えている耐久性も問題なし。透明でホント、何だコレという印象なのが玉にキズ。
寒さ対策:キャンプなら毛布で包んで!
登山ではそうはいきませんが、クルマのキャンプでしたら簡便エアーマットを毛布で包むのがシンプルな解決策。
穴も開きにくくなって、触り心地もアップという事なし!
山仲間の反応 疑いの目⇒ご注文
山仲間は最初、私がまた怪しいモノを使っていると疑惑の目でしたが、寝てごらんよと試させたら大好評。
私が何度も山泊に持ってきているので、耐久性も認めて、3人取り寄せました。
しかし、地面からの冷えに対しての防御力に難があり、秋の高所では寒い。ま、断熱材は見ての通り何も入りませんからね。
夏山で3シーズン快適に眠れたので、ワタシ経験で夏山推奨用品とさせていただきました。超軽量は…メジャーアウトドアサイトでこの商品がフルサイズ世界最軽量と出ておりました↓258gです。
簡便エアマットのコスパは最強。夏山にいかがですか?
夏場は断熱を示すR値は無視して良い?
透明で膨らましただけのコイツは断熱するものは空気しかない。という事は1.0? 夏は快適でいいんですけどね。高地ではちょっと寒いなぁなんて思ってました。
サーマレストにR値参考データがありました。
日本ではなく、アメリカではありますが、サーマレストのR値と季節の対応表です。R値1は夏のみですね。
ベストセラー商品のR値
サーマレストのZライト。Amazonのレビューの数からも圧倒的に支持されているかなと思います。ザックの外側に目立つグレーの直方体。パンクの心配がないクローズドセル。R値2.6の410g (51×183×2cm)
サーマレストにはウレタンフォームのクローズドセルタイプにはロールタイプのソーライトと折り畳みのZライトが定番。ソーライトの方がR値2.8で400g₍51×183×1.5cm₎とやや良いが、パッキングの仕方でどちらを選ぶか分かれる。
というか、AmazonのZライトの評価数が1000件を超えていて、他は300以下で圧倒的に売れているとわかります。ど定番ですね。
近年、ウルトラライトのザックで背面のフレームレス、パッド無しで軽量化をしているザックにクローズドセルを入れて背面パッド代わりさせるのが流行っているようです。
そういう方たちの間ではさらに厚みの薄いパッドが好まれるようですが、寝心地は明らかに低下ですね。
厚みのある、簡便エアーマットを追加すると、寝心地は劇的に変わりますよ。
簡便エアーマットは防災のみならず、夏のウルトラライト登山にも有効!
厚みがあって軽い、安い簡便エアーマットの良さ、伝わりましたか?
防災時のことも考え、ひとつ二つあってもいいアイテムだと思います。