ニコンの双眼鏡、旧ミクロンを用いてスマホでの望遠撮影が簡単にできる双眼鏡のアダプタを作ることができたので、より良い画質を求めて、双眼鏡を新しい現行モデルを買ってみました。
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新旧の違いは?旧ミクロンのスマホアダプタは合う?
多くの方が新旧比較をされているので詳しく調べるまでは致しませんが、自作のスマホで撮影できるアダプタに同様に使うことができるのかということに重点をおいてのブログになります。
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大きさっておんなじでしょ?キャップは新旧同径
コンパクトなハコをワクワク開封です。合皮の柔らかいケースに収まる新品。見たところニコンのロゴと、since1917と倍率の表記違いがすぐに分かる程度で、手に取った重さ感は変わりませんが、タッチ感に差がある。新品のせいか、すべすべした感じに思えましたが、旧ミクロンの方が塗装が梨地で、画像にも見て取れます。
![新旧ミクロンフロント比較](https://yamanobori.site/wp-content/uploads/2020/04/6e72f6b4f0f317de7cd346187fe985ae.jpg)
気になる接眼部。付属キャップを外したら、接眼部はゴム製に変わっていました。コレはサイズが変わったか?と心配しながら私の旧ミクロンに…ハマる!ぴったりである!コレはアダプタもそのままピタリとハマるんじゃないかと期待が高まります。
自作旧ミクロンのスマホアダプタには…ハマらん!
ハマりません!接眼部キャップはハマるのに…旧ミクロンのアダプタは新ミクロンの対物レンズ横のプリズムにぶつかってはめられませんでした。新旧を並べて見比べます…あ、高さが違うゾ…
![新旧ミクロンサイド比較](https://yamanobori.site/wp-content/uploads/2020/04/c2daa24a4dd71a1a2a66ebc42a1798ac.jpg)
復刻版なんだからいっしょでしょ?…勝手にそう思っていましたが、復刻したのが1997年。すでに今年は2020年ですし、私のミクロンって何年のミクロンなのか不明だし、倍率が5倍ってあまりないんで、違っても不思議ではない。ちなみにジャンクで買って自分で分解清掃してみました。
それに基本設計は変わらず、こまごま仕様が変わるのはカメラでもよくあること。軽く半世紀は経過している商品ですから、違って当たり前ですよね(笑)
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上の比較写真を見ると、接眼部のキャップ径がいっしょってむしろ不思議。旧ミクロンの方がスマートで、新ミクロンが短く、太い。視度補正の左右違いかと思いきや、ノギスで計測しても同じでした。
接眼部に違いありだが、アダプタは作れる!
新ミクロン用のアダプタは別途でキャップ接合部、前部ポロプリズムの出っ張りを改めてぶつからないように削ったらできそう。うんうん。
![旧ミクロン自作アダプタ](https://yamanobori.site/wp-content/uploads/2020/04/31636c7366d91e7a64152716d28fe067.jpg)
見え方の違い
今夜は雨で、お部屋の中での見比べですけど…新ミクロンはハッキリクリア!
そもそも私の旧ミクロン君はゴミアリを自分で分解清掃しての見えですから、本体の旧ミクロンとの比較とは言えませんが、一目覗いて、おお!クリア!って体験できたのは買った甲斐があったというものです。
コーティングの違いもあるのかな。
![対物レンズコーティングの違い](https://yamanobori.site/wp-content/uploads/2020/04/5cd3279c88ad27583ceba5f777a6f4c5.jpg)
旧ミクロンはオールドニッコールレンズ特有の青い反射光で、復刻版のミクロンは緑色の反射光がでて、ニコンの多層膜コーティングらしい色合い。カメラよりもより肉体に近い光学機器の双眼鏡の方がコーティングの違いが判るかもしれません。
双眼鏡は覗いた人にしかわからない。ソコが面白い!
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昔、いろんなレンズを持っていました。なんとなく、そのころの経験が残っているものですね。そのころから双眼鏡に興味があって、東京に行くと双眼鏡覗き比べをしました。オタクステータスが確立されたカメラと違って、双眼鏡は知る人ぞ知る世界で、肉眼の喜びを追う悦楽の道具だと思います。そして、ミクロンにはその喜びがある。
興味のある人は是非覗いていただきたい。野鳥に限らず、我が子、ステージ上のスターがホント、きれいに見えるのはうれしい物ですよ。
ミクロンは2万円。たかい?ふつう、高いよね(笑) ちょっと知られにくい道具だから…機会があったら覗いてみてください。
明日は晴れるかな~。早く青空の元、新ミクロンで覗きまくりたいです!
見やすさから私は6倍をオススメ