安いけど透湿ビビイ 中華製130gを0℃小雨のビバーク実験→絶対あった方がいい遭難対策アイテム

エマージェンシー要素の強い透湿のビビィ。

透湿ビビイではメジャーなSOLではなく、更に軽い、安いノンブランドの130。ビビイは夏場に単体で用いる人もいらっしゃいますが、通年でシュラフカバーとして、防寒具としても使えます。

また、非常時に持っていればこその大きさと機能を兼ね備えていないか、仲間と冬の丹沢で実験してみました。

ブログ作成時とパッケージが変わり、↓無地になったようですが、商品的には変わらないようで、同じ女性モデルの写真が使われています。

大きさは缶コーヒー大 重さは130g

到着して包みを手にした感想が軽いってこと。そして、小さく、柔らかい。缶コーヒーのロング缶くらいの大きさです。

袋をニギニギしてもエマージェンシーシートのカサカサ、クシャクシャ感はないsubitoです。

ノンブランド透湿ビビイ129g
ノンブランド透湿ビビイ129g

サイズ、重さ共に、ポケッタブルのソフトシェルと同じ感覚です。これなら持ち運びが非常に楽。

実際に使ってみた₍テン場₎

根性系ウルトラライト ツエルト
根性系ウルトラライト ツエルトに最適

真夏の月山のふもとでのキャンプで使いました。ツエルトに1,000円エアマット、世界最軽量シュラフと合わせてのデビュー戦でした(ビバーク検証は後述)

気温が高く、シュラフは未使用。ビビイに入り就寝しましたが、半身は出してました。朝方の冷え込みにはフルで入ってちょうどよかったです。気温的には15度くらい? ツエルトは結露しましたが、ビビイ内はドライでした。コレは透湿性が効いたと思われます。

その後は日帰りの山で非常用のツエルトの代わりにノンブランド透湿ビビイをエマージェンシーシート代わりに山へ持って上がっています。ツェルトと細引きを合わせて400gが130gになったので軽量化です。

ビビイはやや細身?

サイズ的に170㎝87㎏のワタシにはやや細身に感じます。伸縮性はないので着込んで寝袋となるときついかもしれませんが、一般的な人は大丈夫かと思います。それは、稜線でワタシよりおデブな人とはほとんどすれ違わないからです。

夏の月山 残雪とニッコウキスゲ
夏の月山 残雪とニッコウキスゲ

水を垂らしてもタレ落ちるばかりです。月山のキャンプでは結露はソコこそでしたが、ビビイ内はドライだった。コレをもって透湿性があるといっていいのかな? 寒い時期のテント泊、雨の日など色々なコンディションと回数を重ねればいろいろわかるでしょう。

ひとまず、このノンブランド透湿ビビイは129gで寝袋カバーとして結露による寝袋の濡れを防いでくれそうです。自らの体が発する水蒸気を逃がす透湿性は今後のレポート課題とさせてください。

透湿ビビイはシュラフカバーも兼ねる

重ね着おうちテスト
重ね着おうちテスト

結露、浸水から寝袋を守ってくれるだけでなく、防寒にも効きます。

透湿ビビイ単体では?

この透湿ビビイに下着だけで入ると、70%の熱を反射するという感覚が独特。体に触れていないところが温かく感じるのです。上下のレインスーツを着るとより防寒できると思います。

だからって、ハダカで入る?↓

e-bayノンブランド透湿ビビイより

実はハダカが一番温かいらしい

女性は商品の売れ行きを伸ばすためだと思った自分が恥ずかしい。寝袋も肌着で入るのが一番温かいらしい。こちらが科学的検証がわかりやすいホンダのページ。

非常時のエスケープとしては?

山野を何日も夜通しレースで雨具にSOLの透湿ビビイのみで野宿していましたが、着込めは気温次第で有効だと思います。でも、大丈夫か?は不明。地面からの熱の逃げをどう遮るかがカギみたいです。しかし、サバイバルシートのようにワシャワシャ音がしないのはグッド。袋状なので入り込んでしまえば風が入ることはないハズ。下記に実験ビバークの記述アリ

ビビイについてはハイカーズデポに詳しく説明があります。素材、重さなどなど…。素直にSOLの商品を買うのがいちばん安心で確かかと思います。

私が購入したのはebayのノンブランド、紹介したいところですが、消滅していました。

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ソル(SOL)
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温度調節の選択肢に有効

シルクインナーシーツのエクスペディションライナー
シルクインナーシーツのエクスペディションライナー

寒い時に重ね着をするように、シュラフにシルクインナー、ノンブランド透湿ビビイを重ね着して寝るというのをこの秋試したいと考えています。ギリギリの軽量化をするのではなく、寝汗をかかない、寒くない、濡れない快適な目覚めをこの透湿ビビイが助けてくれると信じていますが、少しやせて、やや細身なビビイに対応したボディにしたいねぇ(笑)

中華ビビイで実験ビバークしてみた

御守りとして何度か山へ持っていきましたが、エスケープビビイは実際にビバークで活用できるのか?となり、山仲間と11月下旬に風雨の中、ビバーク実験をしてきました。

日帰りでコケて動けず、凍死はマジだと実感できた実験

簡潔に言って、ビビイに上下ゴア雨具程度+αの防寒具で、気温0度の風雨となると耐えられず、30分で山小屋に撤収(笑)

地面と接するところから熱が奪われ、耐えられんという結論。しかし、ツエルトより軽く、あるのと無いのでは全く違う。

この時は単純に私の防寒備えが足らなかった。山で動けなくなって夜を乗り越えられるかは御岳山噴火でも生死を別けた。ビバーク後、ダウンジャケット、カシミアストールを追加。subitoかツエルトは雨具と共に常備装備となり、毎度ザック入り。d

透湿

透湿に関しては…雨なのか、湿気なのか…よくわかりませんでしたが、ビビイの内側はシットリしていました。ハッキリ言えることは、雨具だけでは体温を確実に奪われていたこと。テントやツエルトなどまでは持ちたくはないので、このヴィヴィがあれば、寒いけど死にはしないであろうとおもえました。遭難対策というか、レジャーシート的に使うこともできるので常時持ち歩きが良いのではないかと思いました。

-アイテム日記, 遭難&キケン対策
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